今フリーランスエンジニアとして働いている方、またこれから働こうとしている方の中には
自分の持っているスキルがいつまで通用するのか不安
最先端のスキルを身につけて市場価値を高めたい
とお考えの方も多いのではないでしょうか。確かに技術革新の流れが早いIT市場では、継続的なスキルアップ・スキルチェンジが不可欠です。
そんな方におすすめなのが、Pythonエンジニアへの移行。汎用性が高く、今後さらに需要が伸びていくと言われています。そこで本記事では、Pythonを習得するメリットや、Pythonエンジニアになるための方法、フリーランスのPythonエンジニアとして成功するためのヒントなどをご紹介していきます。スキルチェンジに興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください！
Pythonエンジニアになるメリット
Pythonは、
オランダで開発されたプログラミング言語。Web開発やデータ分析など幅広い分野で活用されています。
例を挙げると、YouTubeやDropbox、Instagramなどの世界的サービスもPythonによって開発されています。
そんなPythonを扱えるエンジニアになるメリットは、主に3つあります。
まず1つ目は、
技術習得があまり難しくないこと。Pythonのコードは非常にシンプルで短く、書きやすさ・読みやすさに優れています。そのため、経験が浅いフリーランスエンジニアの方でも技術習得がしやすいでしょう。
2つ目は、
業務効率化に繋がること。先ほど伝えたとおりPythonはコードがシンプルで短いため、少ない記述で実装していくことが可能です。三大言語と言われるJavaなどと比べると、圧倒的に作業時間を短縮できるでしょう。フリーランスエンジニアは1案件にかける労働時間の長さによって、受けられる案件数ひいては収入額が変わってくるもの。そのため収入を高めていきたいフリーランスエンジニアの方には、Pythonの習得を強くおすすめします。
3つ目は、
将来性の高さ。先ほどご紹介したとおり、Web開発を中心に幅広い分野で活用されているPython。最近はAIや機械学習の分野でもよく用いられており、今話題の「ChatGPT」もPythonで開発されました。AI市場は今後さらに拡大することが予測されるため、Pythonエンジニアの需要も順調に伸びていくでしょう。
Pythonエンジニアへ移行するステップ
今回は、特に多いであろうJavaエンジニアからPythonエンジニアへと移行するためのステップをご紹介します。JavaとPythonは、どちらもライブラリやフレームワークが豊富で開発がしやすい言語。また公式サイトから日本語のドキュメントも提供されているため、他の言語よりもスキルチェンジしやすいと言えるでしょう。
JavaからPythonへスキルチェンジを行うために、まずは目標を定めてみましょう。
Pythonでどんなものを開発したいか
将来的にどんなプロジェクトに入りたいか
など、スキル習得後のことを予め想定しておくと勉強が捗ります。
その後、Pythonの学習に入ります。その際はイチから知識を覚えようとするのではなく、Java・Pythonそれぞれの違いを比べながら学んでいくと効率的です。具体的な学習方法は後ほど「 Pythonエンジニアに必要なスキル・学習リソース」の章でご紹介します。
コードが書けるようになってきたら「Python認定資格」にチャレンジしてみてください。資格を持っているとPythonスキルを保有していることが客観的に証明されるため、案件を獲得しやすくなるでしょう。ただしPython開発の実務経験がない場合、初めから案件獲得ができるとは限りません。Javaなど従来の仕事を続けながら、少しずつPython案件の比重を高めていくのがよいでしょう。
Pythonエンジニアに必要なスキル・学習リソース
Pythonエンジニアになるためには、主に4つの知識・スキルが必要です。
まず1つ目は、
サーバサイドの基本的知識。Pythonエンジニアはサーバ処理の設計や開発などを担当するため、サーバサイドエンジニアとしての基礎的知識・スキルを身につけておく必要があります。
2つ目は、
プログラミングスキル。先ほど「Pythonエンジニアへ移行するステップ」でもお伝えしたとおり、他の言語を新しく学ぶ際はすでに習得している言語との違いに注目してみてください。たとえばJavaとPythonを比べてみると「Pythonのコードには { } （波カッコ）がなく、インデントの数でブロックを表す」「変数を宣言する際、型を決める必要がない」といった違いがあります。このような差異を体系的に捉えながら学んでいくと、言語習得の効率性が高まるでしょう。
3つ目は、
データ分析の知識・スキルです。PythonはWeb開発のほか、ビッグデータの分析にもよく使われます。もし将来的にデータ分析の案件を獲得していきたいとお考えであれば、統計学や回帰分析などの知識・スキルを蓄えておくとよいでしょう。
4つ目は、
AIに関する知識・スキルです。特に、AI技術の中核とも言える「機械学習（膨大なデータをもとに、コンピュータが複雑な規則性を学習して分類・予測する技術）」については深く学んでおくとよいでしょう。その他、AIの活用方法によっては「形態素解析」といった自然言語処理の知識が求められることもあります。
Pythonを学ぶ手段としては、Webサービスや書籍、プログラミングスクールなどがあります。Webサービスは、最新情報を効率的に学びたい方におすすめ。また書籍は、オフラインでじっくり独学したい方に向いています。「Webや書籍で独学するのではなく、プロから本格的にPythonを学びたい」とお考えの方は、プログラミングスクールに通うことをおすすめします。
Pythonエンジニアとしてフリーランスで成功するには？
Pythonエンジニアの需要は高まっていますが、スキルチェンジ後すぐに仕事が舞い込むとは限りません。案件獲得にお悩みの方は、まずは営業方法を見直してみましょう。
クラウドソーシングや求人サイトから案件獲得を行う方は多いと思いますが、スキルチェンジしたばかりで実務経験がないエンジニアはなかなか採用されにくいものです。そういった方々は、まずはブログやSNSで情報発信を行ったり、ポートフォリオを作って交流会に参加したり…など、人脈作りに注力してみてください。
また、過去の実績やプロジェクトを棚卸しして「技術面以外の自分の強み」を見つけるのもポイントです。
たとえば
・コミュニケーション能力
・人間性
・開発スピード
・柔軟性
などがアピールできると
実務経験はなくとも、過去の経験を活かして活躍してくれそう
と評価され、採用に繋がる可能性があります。
実務での経験ができた後は、その実績を武器に高単価案件の獲得を目指しましょう。「以前のプロジェクトは◎◎円で引き受けた」など、過去の実績を引き合いに出して価格交渉を行うことも可能になります。
またフリーランスエンジニアは、効率よく作業を進めるために時間管理の意識を持つことも大切。
・頭を使う難しい仕事は、集中力が高まる午前中に入れる
・短時間でできる作業はスキマ時間に行う
・時間管理アプリを活用する
など、業務効率化を図りましょう。
高収入を目指すなら、Pythonエンジニアへの移行がおすすめ
変化が激しいIT市場では、絶えずITスキルを向上させることが不可欠。レガシースキルしか持っていないエンジニアだと、ゆくゆく案件単価が下がってしまったり、案件獲得が難しくなったりしてしまうことも考えられます。将来に不安があるフリーランスエンジニアは、ぜひスキルチェンジを前向きに検討してみてください。特にPythonは、今後の需要拡大が見込まれる注目の言語。コードがシンプルで習得しやすいという特徴も持つ言語ですので、スピーディーに案件単価を高めたいとお考えの方は、Pythonエンジニアにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
また、案件獲得にはフリーランスキャリアの利用をぜひ検討してみてください。これまでの経験やスキルに応じた案件を紹介させて頂きます。
