【2023年度版】Go言語とは?フレームワークの種類や選び方、将来性を徹底解説

アプリケーション開発に幅広く採用されており、根強い人気を誇るGo言語。多くのエンジニアに支持される将来性の高い言語です。本記事では、そんなGoでの開発に必要不可欠なフレームワークについて掘り下げていきます。フレームワークを選ぶ基準や、最新のGo言語向けフレームワークなどをご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

目次

Go言語とは?

Go言語は、2009年にGoogleからリリースされたプログラミング言語です。「プログラミングの複雑化を改善すること」を目的に作られており、そのシンプルな記述と速度が大きな特徴。ソースコードが読みやすいためバグが発生しにくく、また複数のタスクを同時に処理する設計かつ軽量であるため、スピーディーに実行されるのです。ドローンやビッグデータ処理などにも適している言語のため、将来性が高い言語だと言えるでしょう。

また豊富な標準ライブラリが付属しているため、ネットワーキング、暗号化、データ圧縮など、幅広い分野で使用できるという利点もあります。さまざまな活用メリットがあるため、世界的な動画プラットフォーム「YouTube」やフリマアプリ「メルカリ」など、多くの有名サービスがGo言語で開発されています。

フレームワークの選び方

現在、多くのGo言語フレームワークがリリースされているため

どれを選ぶべきか分からない

という方も多いのではないでしょうか。

そこで、フレームワークを選ぶ際の基準をご紹介していきます。

知名度の高さ・事例の多さ

まずは人気度や知名度、事例の多さをしっかり確認しておきましょう。人気が高く多くの活用実績があるフレームワークは、日本語のドキュメントやサンプルも充実しているもの。疑問点を解消しやすいため、開発がスムーズに進みます。また人気のフレームワークは多くのプロジェクトで採用されているため、知識を汎用化しやすいのもポイントです。

学習コストの低さ

フレームワークは、学びやすさも重要なポイント。特殊で知識習得が難しいフレームワークを選んでしまうと、無駄な確認時間やコストがかかってしまう可能性があります。「ルールや規則がシンプル」「ノウハウを学べる書籍やサイトが豊富にそろっている」「周りにそのフレームワークを使っている人がいる」といった条件をクリアしているフレームワークを選んでみるとよいでしょう。

学習コストの低さ

フレームワークは、学びやすさも重要なポイント。特殊で知識習得が難しいフレームワークを選んでしまうと、無駄な確認時間やコストがかかってしまう可能性があります。「ルールや規則がシンプル」「ノウハウを学べる書籍やサイトが豊富にそろっている」「周りにそのフレームワークを使っている人がいる」といった条件をクリアしているフレームワークを選んでみるとよいでしょう。

トレンドか否か

フレームワークは進化が早く、次々とトレンドが入れ替わっていきます。古すぎるフレームワークを使い続けていると、急にサポートがキレてしまったり脆弱なセキュリティ環境で危険に晒されてしまったりするため、トレンドへのアンテナは常に張っておくとよいでしょう。アップデートが頻繁に行われているフレームワークは安心なことが多いため、その観点でチェックしてみてください。

主なGo言語フレームワークの種類

ではここから、主なGoフレームワークとその概要や特徴をご紹介していきます。

Gin

Gin(ジン)は2014年頃にリリースされたフレームワーク。長い間高い信頼性を保ち続けている、Go言語フレームワークの代表格です。軽量かつ高速である点が最大の特徴で、実行速度を重視したいアプリの開発に向いています。またセキュリティ面も強化されているため、社外秘のデータを取り扱うシステムなどにも適しています。さらにミドルウェアが豊富で、サポートが充実している点も大きな魅力。また日本語のチュートリアルも出ているため、フレームワークに詳しくない方でも安心して利用できます。国内ではGinを使用する案件・プロジェクトが圧倒的に多いため、Goエンジニアであればまず習得しておきたいフレームワークです。

Beego

Beego(ビーゴ)は、2012年にリリースされた高性能なフルスタックフレームワークです。プログラムをモデル・ビュー・コントローラーの3つにわけて管理するMVC(Model、View、Controller)モデルを採用しているため、保守性や効率性を高めることができるという特徴があり、大規模開発にマッチしたフレームワークだと言われています。日本での事例はそこまで多くありませんが、人気のフレームワークとして多くの情報が得られるため、初心者の方にもおすすめです。ちなみにBeegoは「HUAWEI社」をはじめとした中国系の企業に人気で、中国では一番人気となっています。

echo

echo(エコー)は2015年にリリースされたフレームワーク。リリース年は比較的新しいですが、どんどんとシェア率が高まっている注目株です。拡張性が高いという大きな特徴を持っており、複雑な処理にも対応できます。RESTに則って設計されたAPIを保有しているため、大規模開発よりも小〜中規模プロジェクトで高いパフォーマンスを発揮します。また洗練されたデザインで使いやすい仕様となっているため、経験が浅い方でも知識を習得しやすいフレームワークです。

Revel

Revel(レベル)は、2013年にリリースされた安定性の高いフレームワーク。Beegoと同様MVCモデルを採用しているため、アプリ開発を効率的に進めることができます。またコードを変更すると自動的にコンパイルを行う仕様となっているため、大規模で負荷の高いアプリの構築・開発にマッチしています。サイバーエージェント社やTalknote社が採用した事例があります。

Iris

Iris(イリス)は、2019年頃から活用されはじめた新しいフレームワーク。“最速のWebフレームワーク”として有名で、どのHTTP/2フレームワークよりも高速に動作します。軽量でエラーが出にくいため、複数人での編集にも使いやすいという特徴があります。また定期的にバージョンアップが行われており、コミュニティサポートも活発なため、最新トレンドにあわせたWeb開発が可能。さらにIrisはクロスプラットフォームとなっているため、PCだけでなくWebサーバやタブレットでも編集ができます。

Go言語とフレームワークの将来性

Go言語は誕生してまだ間もないものの、すでに世界中に普及しており今後の成長が期待できるプログラミング言語です。シンプルで高速に実行でき、複数人の共同作業にも向いているため、大規模案件に活用される事例も今後増えていくでしょう。現段階ではまだGoエンジニアは希少な存在であるため、今習得しておくと多くのクライアントから重宝されそうです。

Go言語のフレームワークも、Go言語と同様さらに発展していくことが予想されます。現時点ではGinを活用するプロジェクトが圧倒的に多いですが、echoやIrisなど最新のフレームワークもどんどん市場シェアを伸ばしています。より効率的かつ安全に開発していくために、日頃からトレンドにアンテナを張り、情報をアップデートしていくことが必要でしょう。

使い勝手や学びやすさを考慮して、最適なGoフレームワークを選ぼう

本記事では、今注目の「Go言語」のフレームワークについてご紹介しました。フレームワークの選び方や最新のトレンドについて、理解が深まっていれば幸いです。フレームワークを活用すると開発スピードが格段に上がり、メンテナンスに割く時間や手間も大幅に削減することが可能です。またシステムエラーの発生も抑えることができるため、より品質の高いシステムを生み出すことができるのです。本記事も参考にしながら、それぞれのフレームワークの違いを理解し、自分にマッチしたGo言語のフレームワークを選んでみてくださいね。

また、案件獲得にはフリーランスキャリアの利用をぜひ検討してみてください。これまでの経験やスキルに応じた案件を紹介させて頂きます。

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