エンジニア・デザイナー必見!フリーランスとして成功する5つのポイント

働く場所や働き方などを自由に決められるフリーランス。会社員からフリーランスへの転向を考えたことがあるエンジニアやデザイナーの方も多いのではないでしょうか。ただし、安定的に収入を得られるか否かは本人次第。長くフリーランスを続けるためには、ビジネスを成り立たせるための知識や行動が必要となります。そこで本記事では、フリーランスとして成功するための基本的な考え方やポイントをご紹介します。

目次

フリーランスに必要なマインドセット

まずは、フリーランスとして事業を行っていくために必要な考え方について解説します。

フリーランスは「自由で楽な仕事」ではない

フリーランスは、

・事業戦略・営業戦略の策定
・営業活動
・契約
・納品・アフターフォロー
・経理
・税務

など、事業を行う上で必要な業務をすべて1人で担わなければなりません。

会社員よりも向き合うべき困難の数は遥かに多く、仕事を怠っているとすぐに廃業へ追い込まれる可能性があります。もし「自由気ままに仕事がしたい」という理由だけでフリーランスを目指しているのであれば、考えを改める必要があるでしょう。

フリーランスも「ブランディング」が重要

お店に並んでいる商品にはどれも独自のブランドや世界観があり、顧客が手に取りたくなるようなマーケティング戦略のもと販売されています。それと同様、フリーランスも自分自身のブランドを構築し、クライアントから選ばれるための戦略を練ることが必要です。

・自分はどんなクライアントとどんな仕事をしたいのか
・ライバルと比べたときの自分の強み/弱みは何なのか
・PRポイントはどこなのか

といった自己分析を徹底的に行って、自分だけのブランドを確立してみてください。

ポイント1:スキルアップに向けた継続的な学習

続いてフリーランスとして成功するために必要なポイントを解説します。1つ目のポイントは「スキルアップに向けた継続的な学習」です。以下、詳しく見ていきましょう。

学びの機会を定期的に用意しておく

フリーランスは会社員とは異なり、組織から目標を与えられたり、スキル向上の機会を用意してもらえることはありません。それではなかなか仕事が増えず、収入も上がっていかないものです。定期的に勉強会に参加したり、同じフリーランスの仲間から情報を得たりしながらスキル向上を目指しましょう。

専門性を磨く

フリーランスは、大多数ができる仕事を満遍なくこなすよりも、他の人ではできない専門的な仕事を行う方が効率的に稼げると言われています。できるだけ高収入を得たいという方は、限られた分野に特化して希少価値を高めてみてください。フリーランス用の求人サイトやクラウドソーシングサイトをチェックすると、ニーズの高い領域やニッチな領域を見つけることができます。

最新トレンドをキャッチアップする

フリーランスとして働く人が多いIT・Web領域は、時代の流れがはやく、次々とトレンドが生まれるものです。その動きをキャッチアップせずにいると、徐々に受けられる案件が減少したり、単価が下がっていったりする場合もあります。各業界のWebメディアや書籍をこまめにチェックして、適応能力を養っていきましょう。

ポイント2:案件の獲得

2つめのポイントは「案件の獲得」です。下記で具体的に解説します。

ネットワークを広げる

フリーランスとして成功するためには、何よりも「コンスタントに案件依頼が舞い込む状態」を作ることが大切。そのためには、より多くのクライアントに名前を覚えてもらい、人脈を広げていく必要があります。仕事用のSNSアカウントを作って定期的に情報発信をしたり、オフラインのビジネス交流会に参加したり…など、ネットワークを広げる方法はたくさんありますので、できるところから始めてみてください。

ポートフォリオをつくる

ポートフォリオは、自身の実績や得意分野を分かりやすくアピールできる「名刺」のようなものです。ポートフォリオがあるとクライアントへのプレゼンがとてもスムーズに進むため、ぜひ作成してみてください。またSNSやクラウドソーシングのプロフィールなどに公開しておくと、人材不足に悩んでいる企業から声がかかることもあるかもしれません。

ポイント3:トラブルを未然に防ぐ契約

3つめのポイントは「トラブルを未然に防ぐ契約」です。下記で具体的に解説します。

きちんと契約書を用意する

2020年5月に内閣官房日本経済再生総合事務局が公表した「フリーランス実態調査結果」を見てみると、フリーランスのうち約4割は取引先とのトラブルを経験したことがあると回答しています。

具体的には

・報酬を支払ってくれない・勝手に減額された
・納品後に発注を取り消された

といったトラブルがあり、そのうちの大半は契約条件が曖昧だったことが発生の要因です。

フリーランスであっても、法人同士の取引のようにきちんと契約書を用意しておくことをおすすめします。

相場に合った価格設定を行う

フリーランスの場合、報酬額を自ら決めたり調整したりすることができますが、あまりにも高い金額を提示しているとなかなか案件獲得に至りません。特にフリーランス経験が浅い方は、自身のスキルレベルや料金相場を把握した上で価格設定を行いましょう。料金相場は、クラウドソーシングサービスやフリーランスエージェントの案件紹介ページを参考にするとよいでしょう。

トラブルに遭っても、冷静に対処する

トラブルが発生した際、焦った状態で即時対応するのは危険。まずは落ち着いて状況を整理し、必要であれば第三者機関を利用しましょう。特に覚えておきたいのが「フリーランス・トラブル110番」。これは2020年に厚生労働省や関係省庁により設立された機関で、相談費用は無料です。契約内容の齟齬、報酬未払い、ハラスメントなどの相談に対応していますので、該当するトラブルが発生した場合は迷わず連絡してみてください。

ポイント4:ワークライフバランスの維持

4つめのポイントは「ワークバランスの維持」です。下記で具体的に解説します。

心身の健康を大切に

フリーランスは労働基準法が適用されない立場であるため、自分を追い込んでしまうタイプの方は長時間労働が慢性化しがち。その結果、知らない間に病気やメンタル不調になってしまう方が多いです。体調を崩して仕事ができなくなると収入もゼロになってしまうため、自身の心や体はしっかり労わってあげましょう。規則正しい生活を心がけるのはもちろん、会社員のように決まった曜日を休日として設定するのもおすすめ。休日には趣味を楽しんだり、友達とコミュニケーションを取ったりしてリフレッシュしましょう。

時間は効率的に使う

フリーランスは仕事の幅が広い分、時間管理の意識を持つことがとても大切です。

・タスクの進捗状況をこまめに管理する
・単純作業はルーティン化・習慣化する
・作業時間を予め設定しておく

など、効率的に仕事を進めるためのマイルールを作ってみるとよいでしょう。

ポイント5:フィードバックをもらい、PDCAを回す

5つめのポイントは「フィードバックをもらい、PDCAを回す」ことです。下記で具体的に解説します。

仕事が完了したら、フィードバックをもらう

安定的に仕事を獲得するために重要なのが、一度取引したクライアントと長期的な関係を築くこと。

相手から

この人なら信頼できる

次も仕事を任せたい

と思ってもらえるよう、仕事が完了したらできるだけフィードバックをもらいましょう。

実際にやり取りした相手からもらえるフィードバックには、市場価値を高めるヒントが詰まっています。フィードバックをもらう方法としては、相手が簡単に回答できるアンケートの作成や、短めのミーティングの実施がおすすめです。

振り返り→改善のサイクルを作る

自分の仕事を自らでコントロールしなければならないフリーランスにとって、過去の仕事を振り返る時間はとても大切です。仕事の仕方をブラッシュアップしていくことでクライアントからの評価が高まり、継続取引や単価の引き上げに繋がっていきます。定期的に振り返りの時間を設けて改善点を洗い出し、テキストで記録に残しておきましょう。

高い向上心を持ち、効率よく稼ぐフリーランスを目指そう

本記事では、フリーランスとして成功するための基本的な考え方やポイントをご紹介いたしました。フリーランスにとっての商売道具は、自分自身のスキルや能力。そのため意識や行動次第では効率的に高収入を得ることも可能です。クライアントから喜ばれる仕事ができるよう、成長意欲やモチベーションの維持を心がけてみてください。

また、案件獲得にはフリーランスキャリアの利用をぜひ検討してみてください。これまでの経験やスキルに応じた案件を紹介させて頂きます

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