エンジニアで人気言語のPythonの将来性や学習のポイントについて解説

アプリ開発やデータ分析など、あらゆるITプロジェクトで使用されているプログラミング言語、Python。その汎用性の高さからPythonエンジニアの需要は年々高まり、これから学習しようと考えている方も多いのではないでしょうか。特にこれからフリーランスとして独立することを検討している方にとって自身の市場価値を高める取り組みは重要で、需要の高いスキルの習得を考えている方も多いはず。そこで本記事では、 Pythonの将来性から習得のポイント、スキルの活かし方まで解説します。

目次

Pythonの概要と支持される理由

PythonとはWebやアプリ・AIなどさまざまな開発で使用される高水準インタプリタ型汎用プログラミング言語(※)で、小規模から大規模までさまざまなプログラムが可能です。

その大きな特徴は、

Javaなど他の言語に比べ、短いコードで記述できること。コードがシンプルなので書き方を覚えやすく、記述の時間も短縮できます。また、エラー箇所の特定が簡単で、読みやすく、後からの修正もしやすいというメリットも。複雑さがないため学習もしやすく、記述が簡単なことから初心者にもおすすめの言語です。

※インタプリタ型言語…Ruby、JavaScript、PHPに代表されるような作成したプログラムの実行結果をすぐに確認できる言語。

 Pythonエンジニアの将来性

特に昨今は、ディープラーニングや数値計算などに特化したライブラリが豊富なことから、人工知能や機械学習の分野で利用されることも増えてきました。従来、AI開発や機械学習分野ではR言語が主流でしたが、昨今は Pythonのライブラリが充実し、R言語との差は縮まっている状態です。近年、AI技術が急速に人々の暮らしに浸透し、その需要が高まっていることから、Pythonエンジニアの活躍するフィールドはさらに広がっていくことでしょう。

事実、オランダのTIOBEソフトウェアが毎月発表している「TIOBEプログラミングコミュニティーインデックス」の人気言語ランキング(2023年7月時点)にPythonが2022年7月期と同様、1位にランクインしていることがわかります。

(出典:TIOBE Index

またTIOBEの調査によると Pythonの需要は右肩上がりで伸び続け、今後もこのトレンドは続くことが予測されます。こうした調査結果を踏まえると、Pythonは将来性のある言語であると言えます。

(出典:TIOBE Index for Python

Pythonエンジニアとしてフリーランスになるメリット

Pythonエンジニアは記述が簡単であることから、人数を要する職種ではありません。その特性から正社員でPythonエンジニアを雇用したい企業は多いとは言えず、正社員の場合、倍率が高い傾向にあります。一方で、フリーランス向けのPython案件は多い傾向にあり、フリーランスのPythonエンジニアは正社員としての厳しい競争を避けてキャリアを積むチャンスがあります。ただしフリーランスの場合も、即戦力であることが前提になるので、実践経験を詰みながら並行してPythonスキルを習得する必要があります。

フリーランスのPythonエンジニアに求められるスキルセット

ではフリーランスのPythonエンジニアになるためには、どんなスキルセットが求められるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

IT分野の専門スキル

まず大前提となるのはプログラミングスキルです。Pythonの他にも、C、C++、Java、PHPなど、複数言語を扱えるようにすることで、自身の市場価値をさらに高めることができます。

また昨今は、

・フロントエンド
・バックエンド
・アプリ開発
・インフラ構築
・Webデザイン

など複数分野に精通し、あらゆる工程を一人で対応するフルスタックエンジニアの需要も高まっているため、サーバー・OS・ネットワークといったインフラやクラウドに関する知識やスキルなども身につけておくとさらに競争力が高まります。

ビジネススキル

ITプロジェクトではクライアントやプロジェクトメンバーなどあらゆる人と協力しながら仕事を進めていく必要があるため、ビジネススキルは必須です。

例えば、

・スケジュール管理能力
・コミュニケーション力
・務処理能力

などが代表的です。

また、自分で案件を獲得する必要があることから、営業力やSNSでの発信などセルフブランディング力も求められるでしょう。

自己管理力

フリーランスは会社員と違い社会保障がなく、有給もありません。休んだらその分だけ収入が減ってしまいます。そのためメンタルケアなどのストレスマネジメント体調管理など、自己管理能力も求められます。長期的にフリーランスエンジニアとして活躍するためにも、適度な運動、十分な睡眠、バランスの取れた食事、自分なりのストレス発散方法を実践することを心がけましょう。

Pythonを効率的に学習するポイント

言語の習得以外にも身につけるべきスキルセットが多いフリーランスエンジニア。効率的にPythonを習得するにはどうすればいいのでしょうか。学習のポイントを見ていきましょう。

無料の学習サイトを活用する

Python未経験の方におすすめしたいのが、無料の学習サイトを活用した勉強法です。

例えば、

progate
ドットインストール
paiza

などには無料で公開されているコンテンツもあり、 Pythonの基礎的な概要について学習できます。

ある程度基礎を身につけたら、応用編のカリキュラムも用意されていますので、ぜひチャレンジしてみてください。実際に手を動かすことで、より実践的なプログラミングスキルを習得できるでしょう。

書籍やYouTubeを活用する

ある程度基礎を身につけたら、書籍やYouTubeで知識をさらに強化しましょう。書籍はKindle Unlimited 読み放題で無料で読めるものも多いので、重たい書籍を持ち歩くのが面倒な方はぜひ活用してみてください。YouTubeはアニメーションでわかりやすく開設しているコンテンツも多いので、頭を使わずライトに勉強したい方におすすめです。

目的を決めて継続的に学習する

継続的に学習するためには目的を決めることが大切です。ただ闇雲に学習するだけだとモチベーションが維持できず挫折の原因になりかねません。

フリーランスエンジニアとしての収入をアップさせる

アプリを開発する

AI関連の案件に挑戦したい

など、

目標が決まればやるべきことも明確になり、毎日継続的に学習するモチベーションになります。

Pythonを習得して求められるフリーランスエンジニアへ

AIや機械学習が急速に人々の暮らしに浸透する中、Pythonエンジニアが活躍するフィールドは今後もますます広がっていくことでしょう。特に昨今はエンジニア不足が深刻になるとの予測もあり、政府もIT人材の育成に注力しています。

GhatGPTなどの普及でエンジニアの仕事が奪われるのでは

と不安の声も聞かれますが、

実際は人にしかできない仕事も多く、すぐにエンジニアの仕事がAIに代替されるとは考えにくいでしょう。これからPythonを習得してフリーランスを目指す方には、大きな可能性が広がっています。ぜひ本記事を参考にスキルを習得し、長期的に活躍できるフリーランスエンジニアを目指してください。

また、案件獲得にはフリーランスキャリアの利用をぜひ検討してみてください。これまでの経験やスキルに応じた案件を紹介させて頂きます。

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