フリーランス協会に加入しても大丈夫?入会するメリットとデメリットを解説

フリーランス協会とはフリーランス向けのコミュニティ。入会するとさまざまな特典や福利厚生、賠償責任補償などが受けられます。

しかし、ネットで検索すると

フリーランス協会 怪しい

等の記事も見受けられます。

そこで本記事では、フリーランス協会の概要やどのような活動をしているのか、フリーランス協会の会員になるメリットやデメリット、注意点などをまとめていきます。フリーランス協会についてよく分からなかったり、入会した方がよいのかどうかなど悩んでいる方はこちらを参考にしてください。

目次

フリーランス協会とは?

正式名称「プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会」の主な事業内容はフリーランス向け支援・啓発イベントの企画運営や企業に対するフリーランス活用アドバイス・コーディネートなどを主体とした非営利団体になります。

フリーランス協会へ年会費を支払うことで、保険税金法務関連キャリア支援福利厚生などのサービスを受ける事も可能です。

フリーランス協会入会のメリット

フリーランス協会に入会した場合に受けられるサービスやそれ以外のメリットについて以下の通り紹介していきます。

・ネットワークの拡大につながる

フリーランス協会主催のイベントや交流会に参加し、同じフリーランスの会員の方たちとの交流を深め人脈を広げられるでしょう。また、会員になっている法人のクライアントなどとも情報交換をする機会がありますので積極的に行動することで案件獲得につながる可能性もあります。

・フリーランス市場での最新の動向や情報が入手しやすい

フリーランス協会が入手した情報をメールマガジンを通して毎週発信されているので、フリーランス市場の最新動向を定期的に把握することができます。

・専用データベースの利用ができる

フリーランス協会の会員は専用データベースに登録することで利用ができるので、登録しているフリーランスのデータベースをクライアント側も見ることで案件依頼につながることもあります。また、個人同士でデータベースの利用もできるので近しい職種のフリーランス同士や近所のフリーランスの人と連絡を取ることも可能になるので付き合いの幅も広がるでしょう。

・保険への加入が可能

フリーランス協会の会員になることで、賠償責任保険と弁護士費用補償の保険が自動付帯となるメリットがあります。

・賠償責任保険は業務遂行中の事故や仕事に関する情報漏洩、瑕疵、著作権侵害や納期遅延などが対象となり、クライアント側も補償対象となるので安心材料のひとつです。

・弁護士費用の補償については自己負担金がなく最大70万円まで弁護士費用が補償されるので問題やトラブルが発生した際は相談料、奨励金、手数料、訴訟費用など委任業務に対しての必要費用は対象となります。

さらにフリーランス協会の会員であれば、他にも別途所得補償プランに加入することで収入、ケガ、介護の補償が最大で70歳まで受けられ最長で1年間の補償期間があるなど天災によるケガも補償対象になるのも有効的でしょう。

・WELBOXが利用できる

福利厚生としてのWELBOXサービスが自動付帯で利用可能となります。具体的には人間ドックや健康診断から全国のスーパー銭湯、リラクゼーション施設、旅行関連などの割引サービスが受けられるのが特徴です。

・銀行口座やクレジットカードの開設が可能

フリーランスになったばかりで仕事用としての銀行口座やクレジットカードを作りたいと考えている方は、フリーランス協会入会時にクレジットカードの発行や銀行口座開設の特典と設けられているので、活用するのもおすすめです。

・キャリア支援などのサービスが利用できる

仕事を探したいフリーランスエンジニアの方でフリーランス協会へ入会した場合、キャリア支援などが割引料金で利用可能になりますので、仕事を探したり相談をする際には有効活用ができます。

フリーランス協会入会のデメリット

メリットについては上述した通りですがデメリットについてもしっかり把握した上で、フリーランス協会へ入会を検討してみてください。

・年会費を負担する必要がある

フリーランス協会へ有料一般会員で入会する場合は、1万円の年会費が発生します。年会費払いでの入会となるため、途中退会は残りの月数分は返金されません。有料会員になる際は、1年間の継続を考慮して入会したほうが良いでしょう。

・一般会員限定のサービスと優待制度の違い

フリーランス協会の会員は無料会員と有料一般会員に分けられます。無料会員の場合は、フリーランス協会のサービスや優待を受けられないものがありますので、この点しっかり理解していくことが肝心です。特に賠償責任保険や弁護士費用保険は有料の一般会員が自動付帯となりますが、無料会員の場合は付帯されませんので注意しましょう。また、自動付帯となる賠償責任保険や弁護士費用保険は自分で保険プランが選べないので手厚いプランは望めないかもしれません。

・領収書の発行はない

フリーランス協会へ年会費を支払った際に領収書の発行はありませんので、確定申告の際には決定通知メールやクレジットカード明細を領収書とする必要があります。

入会を検討する際の注意点

入会する前にあらかじめ注意点を確認し、入会に際して失敗のないよう、また入会後に後悔のないように参考にしてみてください。

・有料一般会員になるには審査が必要

有料の一般会員を申し込む際には本人確認書類の提出が必要となり、すぐに申し込みをしても審査期間に数日要しますので余裕をもって手続きすることをおすすめします。また、入会の条件はフリーランスとして働いていることは前提ですが、

入会方法は幹事企業指定の、

・Freee
・Wari
・クリエイターズマッチ
・サーキュレーション
・タスカジ
・ランサーズ

の6社よりいずれかから経由するシステムになっています。

・年会費の経費計上が可能

フリーランス協会の年会費は勘定科目を諸経費として、経費計上が可能となります。国保保険料などが減額になる可能性がありますので、確定申告の際には項目を入れておきましょう。また自動付帯となる保険については保険料としての控除は対象外になります。

まとめ

フリーランスエンジニアがフリーランス協会への入会を検討する際には、メリットとデメリットのバランスをよく考慮することが重要です。快適に働くために、あるいは自身のキャリア目標やニーズに合った選択をする上でも入会の意義をしっかりと理解し、検討してみてはいかがでしょうか。

また、案件獲得にはフリーランスキャリアの利用をぜひ検討してみてください。これまでの経験やスキルに応じた案件を紹介させて頂きます。

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