50代からフリーランスエンジニアを目指す人が成功するための秘訣とは?

企業に属さず、個人事業主として案件単位で仕事を請け負うフリーランスエンジニア。近年IT人材の不足から様々な企業でエンジニアが求められており、フリーランスエンジニアという働き方が注目されています。経験とスキルがあれば、年齢は一切関係ないのがフリーランスエンジニア。50代から挑戦する人も増えており、生涯現役のエンジニアとして活躍したい方には、まさに最適な道だとも言えます。

そこで今回は、50代からフリーランスエンジニアを目指すことのメリットや注意点、成功するために必要なことをご紹介します。ぜひ参考にしてください!

目次

フリーランスエンジニアとは

フリーランスエンジニアとは、会社や団体などの組織に属さずに、案件やプロジェクトごとにクライアントと契約をして業務を行うエンジニアのことを指します。どんな案件に参画するかは、すべて自分次第。フリーランス案件紹介サイトなどで自由に選んで、クライアントと交渉・契約し、業務遂行を果たして成果物を納品します。 

これまではIT業界でのプロジェクトや案件が多い傾向でしたが、近年は大手企業だけでなく中小企業でも業務のIT/DX化が進んでおり、活躍の場が増えています。

フリーランスエンジニアの仕事内容

フリーランスエンジニアと一口にいっても、さまざまな仕事があります。

主な職種としては…

システムエンジニア
プログラマー
Webエンジニア
インフラエンジニア
サーバーエンジニア
データベースエンジニア
ネットワークエンジニア…

などが挙げられます。

上記以外にも、Webデザイナーやコーダー、ゲームエンジニアやスマホアプリ開発で活躍するフリーランスエンジニアもいます。最近ではデータサイエンティストやデータアナリストといった分析職のフリーランスも増加。専門職として活躍できる道は豊富にあります。

携わる案件やプロジェクトも様々で、要件定義や仕様設計、開発、テスト、保守・運用とポジションによって担当するフェーズはさまざまです。案件内容はかなり細分化されていますので、エンジニア経験が豊富な方であればあるほど、これまでの経験が活かせるでしょう。

フリーランスエンジニアのメリット

フリーランスエンジニアの最大のメリットは、自由度の高さです。会社に管理され指揮命令に従う義務のある会社員と異なり、事業者の立場からすべての行動を自分の裁量で行うことができます。その仕事を受けるか受けないかといった判断や、報酬の金額、納期などを自由に決められます。請負契約の仕事であれば、働く場所も自由です。休みの取り方もあなた次第。介護や育児などでワークライフバランスを取りたい場合にも適しているでしょう。

お金を稼ごうと思えば、やり方1つでどんどん伸ばして行ける可能性があります。経験やスキルが豊富な方であれば、会社員よりもフリーランスに転身した方が収入アップできる可能性が断然に高くなります。

フリーランスエンジニアのデメリット

1番のデメリットは、勤務に関する保証がない点です。病気などで欠勤となれば、その分収入はなくなりますし、長期入院などで仕事に就くことができない状況が続くと、収入がゼロになる可能性もあります。収入の保証がないため、社会的な信用も低く、ローンやクレジットカード、賃貸住宅などの審査も厳しくなるでしょう。

フリーランスは、会社員より多くの収入を得られる可能性が高いですが、実力があれば必ず稼げるという世界でもありません。報酬の単価をあげるための交渉や見込み顧客となる人脈を大切にする、新規開拓のための営業努力を行うなど、会社員以上に人間関係やコミュニケーションのスキルが必須です。これが苦手な方にとってはデメリットと言えます。

50代でフリーランスエンジニアを目指すメリット

フリーランスエンジニアのメリットとデメリットを紹介してきましたが、50代のエンジニア経験がある方にとって、フリーランスという働き方は大きなメリットがあります。

【1】50代のベテランエンジニアは、高レベルな求人案件を獲得できる

50代になると長年の経験とスキルを持ち合わせていることが多いため、フリーランスとして高いレベルの仕事に携わることができます。当然レベルの高い案件は単価も高く、短い労働時間で得られる収入も増えることは間違いありません。

また、これまでのエンジニア経験から生まれる問題解決能力やチームリーダーとしてのスキルを活かして、プロジェクトのマネジメントポジションに挑戦すれば、さらに高単価を期待できます。

【2】50代の今後の生き方を考えて、ライフワークバランスを実現できる

フリーランスエンジニアは、自分のスケジュールに合わせて仕事をすることができます。そのため、家族や趣味などの時間を確保でき、ライフワークバランスを取りやすい環境を作ることが可能です。オンとオフがある生活に切り替える50代のフリーランスエンジニアが増えています。

50代でフリーランスエンジニアを目指す際の注意点

フリーランスエンジニアとして活躍していく際に、注意点も幾つかあります。

【1】スキルのアップデートが不可欠

フリーランスは会社員とは異なり、組織から目標を与えられたり、スキル向上の機会を用意してもらえることはありません。それではなかなか仕事が増えず、収入も上がっていかないものです。定期的に外部勉強会に参加するなど、スキル向上を目指しましょう。

専門性を磨く

フリーランスは、大多数ができる仕事を満遍なくこなすよりも、他の人ではできない専門的な仕事を行う方が効率的に稼げると言われています。できるだけ高収入を得たいという方は、限られた分野に特化して希少価値を高めてみてください。

最新トレンドをキャッチアップする

特にIT・Web領域は時代の流れが早く、次々とトレンドが生まれています。Webメディアや書籍をこまめにチェックして、適応能力を養っていきましょう。

【2】ネットワークを広げる

フリーランスとして成功するためには、何よりも「コンスタントに案件依頼が舞い込む状態」を作ることが大切です。多くのクライアントに名前を覚えてもらい、人脈を広げていく必要があります。仕事用のSNSアカウントを作って定期的に情報発信をしたり、オフラインのビジネス交流会に参加したり…など、ネットワークを広げていきましょう。

【3】健康管理を徹底する

フリーランスは労働基準法が適用されない立場であるため、自分を追い込んでしまうタイプの方は長時間労働が慢性化しがちです。その結果、知らない間に病気やメンタル不調になってしまう方が多いです。体調を崩して仕事ができなくなると収入もゼロになってしまうため、自身の心や体はしっかり労わってあげましょう。特に50代はカラダの変化が出やすい年代です。定期的にカラダを労るなどの時間をつくることが長く活躍するための秘訣です。

50代で成功するためのステップ

50代から成功するには、「より多くのクライアントを獲得できるスキルを得ること」と「一度取引したクライアントとしっかり信頼関係を築くこと」「健康管理の徹底」の3つです。この3点を達成するためのポイントをご紹介します。

スキルを向上させる

クライアントから必要としてもらえるエンジニアになるには、やはりスキルアップは行っていかねばなりません。特に高い報酬を得たいとお考えの方は、今持っているスキルを磨いて専門性を高めてみてください。特定の分野を基礎から応用まで熟知しているスペシャリストはクライアントから重宝されやすく、案件単価も高めやすくなります。

ネットワークを広げる

フリーランス白書2022によると、調査対象のフリーランスのうち約66%が「人脈で仕事を獲得する(したことがある)」と回答しています。現時点でなかなかクライアントを獲得できていないという方は、ビジネス交流会への参加、SNSでの発信など、ネットワークを広げる活動を行ってみてください。

健康管理のために

定期的なエクササイズをすることが大事です。運動不足解消のためには、ウォーキングやジョギングといった有酸素運動と、スクワットや腕立て伏せなどの筋トレがおすすめです。 ウォーキングも筋トレも簡単に1人でも始められますので、ぜひ始めてください。 簡単にできる運動から始めて、運動の習慣を身につけていきましょう。

50代からフリーランスエンジニアを目指すのは遅くない

50代のエンジニア経験がある方にとって、これまでの経験やスキルは重宝すべき財産です。若手エンジニアにはできないことが、あなたにはきっとできるはず。活躍できる場はたくさんあるでしょう。しかし、フリーランスエンジニアは自ら案件獲得を行っていかねばならないため、クライアントに選ばれやすくなるように常にスキル・能力を高めていくことが重要です。常に世の中のニーズを捉え、変化・成長していける柔軟さも大事です。

また、案件獲得にはフリーランスキャリアの利用をぜひ検討してみてください。これまでの経験やスキルに応じた案件を紹介させて頂きます。

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