クライアントから案件を獲得することで収入を得るフリーランスにとって案件の単価アップは欠かせません。
とはいえ、
より高単価の案件を得るためにはどうしたらいいのか
と悩みを抱えるフリーランスエンジニアも多いはず。
そこで本記事では、フリーランスエンジニアが高単価案件を獲得するための方法やコツについて詳しく解説します。より高い報酬を得て、フリーランスとして成功したいエンジニアはぜひ参考にしてください。
高単価案件に求められるテクニカルスキル
高単価案件に採用されるには、まずはより専門的なスキルを習得することが欠かせません。では、具体的にどのようなスキルを身につけておくべきなのでしょうか。
AIやデータ解析で注目を浴びているPython、Web開発に欠かせないJavaScript、多様なアプリケーション開発に使用されているRubyやJava、高速で堅牢なシステムをつくる際に選ばれることが多いGoなど。これらの言語に精通していると、多岐にわたる案件に対応できるエンジニアとして評価を得やすいです。
Web制作に利用されるReactやVue.js、Webアプリのバックエンド開発に使われ、データの処理や管理を手助けするDjangoやRuby on Rails、Javaベースの大規模アプリに適しているSpring Bootなど。フレームワークについて熟知していることで、より高品質な製品を提供できるエンジニアとしても判断されやすくなるでしょう。
MySQL, PostgreSQLなどのSQLデータベースや、MongoDB, CassandraなどのNoSQLデータベースを利用し、設計や最適化、運用に関するスキル・経験があることも、フリーランスエンジニアの強みとなります。データは今やビジネスの核となるため、データに関する管理技術は非常に価値が高いとされています。
開発(Dev)と運用(Ops)のプロセスをスムーズに連携させるアプローチで、 CI/CD（継続的インテグレーション・デリバリー）を使えば、コードの変更を速やかに本番環境へ適用できるため、需要が高まっているスキルのひとつです。身につけていると高速なリリースと高いサービスの安定性を両立できるエンジニアであるといったアピールにもつながります。
高単価案件の獲得に必要な経験
高い専門性があることのアピールとして、上述したようなスキルをもっていることが大切ですが、実際にそれらのスキルを活かしてどんな経験を積んできたかも重要となります。そこで、高単価案件獲得のためにどんな経験があれば効果的なのかをみていきましょう。
上流工程への参画することで、プロジェクト全体のビジョンを把握し、直接設計や仕様の方向性を決める役割を経験することができます。さらに、重要なステークホルダーとのコミュニケーションが増えるため、人間関係のスキルも磨かれるでしょう。上流工程での活躍は、クライアントからの高評価にも繋がりやすく、結果的に高単価案件を獲得しやすくなります。
ゼロから進めていく新規プロジェクトは、エンジニアの創造力を刺激し、最新の技術や新しい領域を経験するチャンスとなります。また、単に技術力の向上だけではなく、クライアントが魅力に感じる実績としても残るため、エンジニア自身の価値の向上にもつながるでしょう。
最新の技術は常に変わりゆくものなので、そのスピードに対応しながら得た知識やスキルには特別な価値があります。そのため、エンジニアが最先端技術を駆使した案件に関与することで、その分野のスペシャリストとして周囲からの認識を高めることができるでしょう。クライアントからの信頼や高評価につながりやすいため、高単価案件を獲得しやすくなるのは間違いありません。
高単価案件を獲得するなら、リーダーやマネージャーなどのマネジメント経験を積んでおくことも大切です。マネジメントの経験は「プロジェクトをまとめられそうな、信頼できる人物である」とクライアントから評価されやすくなるため、高単価案件の獲得もしやすくなる経験となります。
エンジニアが高単価案件を獲得する方法
高単価案件の獲得につながるスキルと経験を得た場合、その後はどんな方法を実践すれば、高単価案件を獲得できるのでしょうか。
ポートフォリオを充実させる
クライアントはポートフォリオを通じて、エンジニアの実力や適性を把握するため、まずは名刺代わりにもなるポートフォリオの内容を充実させましょう。
具体的には、
・これまで手がけたプロジェクトの内容
・使用した技術
・獲得した成果や解決した問題点
などを明確に示すことがオススメです。
充実したポートフォリオを用意することは、信頼を勝ち取る大切なステップとなるでしょう。
コミュニティや人脈を通じて紹介を受ける
信頼できる仲間や知人からの推薦によって高単価案件の紹介を受けることもあります。コミュニティへの参加や、これまで培ってきた同業者、先輩エンジニア、さらには潜在的なクライアントとの繋がりなど豊かな人脈を活かすことで、新しい案件の情報やビジネスのチャンスを得ることができるでしょう。
既存のクライアントへ交渉する
単価アップに向けて既存のクライアントへ交渉することも、実は効果的な方法です。
具体的には、すでに一度取引のあるクライアントに対して、自分のスキルや価値を再評価してもらい、報酬の見直しを提案する方法を指します。
すでに関係性は構築されているため、過去の成功したプロジェクトや成果をアピールし、さらなる価値を提供できる自信を伝えられれば新たなクライアントとの交渉よりもスムーズに進むことが多いです。
SNSなどを通じて依頼を受ける
現代のフリーランスエンジニアにとって、SNSはただのコミュニケーションツールだけではありません。SNSを通じて自分の技術や経験を日常的に発信することで、多くのエンジニアやクライアントの目に触れることとなり、クライアントから直接オファーを受ける可能性も高まるでしょう。思い切って自分の実績やスキルをSNSで発信してみると、新しいビジネスチャンスが広がるかもしれません。
エージェントを活用する
エンジニアとクライアントの「出会いの場」を提供してくれるエージェントの活用もオススメです。市場のニーズや最新の求人情報も常に把握しているので、エンジニアのスキルや経験に合った高単価案件を紹介してくれます。また、面接や交渉の際もアドバイスやサポートをしてくれるので、自分一人での案件探しの手間や時間を省き、より質の高い案件に出会うことができます。
クラウドソーシングサービスで応募する
高単価案件の探し方としては、クラウドソーシングサービスを利用する方法もあります。これは、クライアントが案件を出して、エンジニアが応募するスタイルで、自分のタイミングで好きな案件に応募できるのが魅力的な手法です。実績やスキルがより求められる方法でもあるため、100%案件が獲得できるわけではありませんが、メインの案件を待ちながら、高単価で効率の良い追加の案件を探すような使い方もできる柔軟さがあります。
高単価案件を獲得して効率的に高い報酬を得よう
エンジニアの案件単価は、経験やスキル、得意分野によって大きく変動します。そのため、高単価の案件を獲得したい場合は、スキルアップやさまざまな経験を積むことは欠かせません。働いた分だけ稼げるフリーランスだからこそ、どんな案件を獲得すれば効率的に稼げるのかを考えながら、高単価の案件獲得を積極的に目指していきましょう。
また、案件獲得にはフリーランスキャリアの利用をぜひ検討してみてください。これまでの経験やスキルに応じた案件を紹介させて頂きます。
