フリーランスエンジニアとして副業するメリット・デメリットは?成功の秘訣も解説

働く場所、働き方や価値観の多様化により、近年は副業でフリーランスエンジニアとして活動する方も増えてきました。しかし副業ならではの難しさやメリット・デメリットが存在することも事実です。そこで本記事では、フリーランスエンジニアとしての副業のメリットやデメリット、そして成功するためのヒントについて詳しく紹介します。副業を検討中のエンジニアや、これからフリーランスの道を選ぶ方はぜひ参考にしてください。

目次

フリーランスエンジニアとして副業するメリット

フリーランスエンジニアとして副業に取り組むメリットには、具体的にどんなことがあるのかをみていきましょう。

メリット1:収入がアップする

本業である会社員の収入だけでなく、副業を通じて全体の収入をアップすることができます。金銭的な余裕ができることで、生活の質を向上させたり、将来的な資金計画を練ることが可能になります。フリーランスエンジニア向けの案件は、案件単位で報酬が発生するため、より専門知識や技術スキルが活かせる高単価の案件を選ぶことで、短期間で高収入を得るチャンスを得られます。

メリット2:スキルアップできる

フリーランスの仕事では、さまざまなクライアントやプロジェクトに関与するため、本業では触れることのできない新しい技術やツールに触れる機会が増えます。また、本業とは異なるビジネスニーズや業界特有の課題を解決する経験を積むことで、より幅広い視点をもつことができるようになるでしょう。これらの経験は、エンジニアとしてのスキルセットを豊かにし、エンジニア自身の市場価値を高めることに役立ちます。

メリット3:ネットワークを拡大できる

副業を通じて、多種多様なクライアントや他のフリーランスとの関わりが増えるため、その中で新しい人脈を築くチャンスが得られます。豊富な人脈を築いておくことで、独立後のビジネスチャンスも広がるでしょう。新しい技術や業界の情報共有、新規プロジェクトの紹介などが期待できるはずです。

メリット4:柔軟なキャリアパスを実現できる

会社員は所属する企業のなかで与えられた役割や業務に取り組みますが、フリーランスとして副業をする際は、自由に好きな案件を選ぶことができます。そのため、さまざまな業界や、プロジェクト、技術に触れるチャンスも。多様なプロジェクトを経験することで、自身の興味や強みの理解にもつながり、柔軟なキャリアパスを実現できるようになります。

フリーランスエンジニアとしての副業のデメリット

上述したように、フリーランスエンジニアとして副業をすることにはさまざまなメリットがありますが、一方でデメリットもあります。

デメリット1:スケジュール管理が難しい

本業と並行して副業を進めることは、納期やクライアントの要望、本業のスケジュールとの調整が必要となり、結果としてエンジニア自身の時間の制約が増大します。特に、複数のプロジェクトを同時に進行させる場合は、それぞれの優先順位や締め切りを適切に管理しないと、品質の低下や納期の遅れといった問題が生じる可能性が高まります

デメリット2:自己管理を徹底しなければならない

上述したように、スケジュール管理が難しいことから、自己管理がとても重要になります。具体的には、自分自身のモチベーションの維持、時間の適切な配分、健康管理など、多方面にわたる自己管理能力が必要です。適切な休息やリフレッシュを怠ると、仕事の効率や質が低下するだけでなく、健康や精神的な問題を招くリスクも高まります。継続的な高品質の成果を出すためには、自分の体調や心の状態を常にチェックしなければなりません。

デメリット3:収入が不安定

プロジェクトごとに報酬を得る形態であることから、案件の獲得状況やプロジェクトの大きさによって、収入が大きく変動することが珍しくありません。特に新たにフリーランスの世界に足を踏み入れたエンジニアは、最初のうちは案件の獲得が難しいことも。また、案件が終了した後の繁忙期と閑散期の波が大きいため、副業だけで安定した収入を得られるようになるには時間がかかる可能性があります。

デメリット4:所属する企業と揉める可能性がある

本業と並行して副業を進める場合、所属する企業と対立することがあります。例えば、副業の内容が本業と近似している場合、情報漏洩のリスクや、所属している企業との利益相反の状況を生む可能性や、副業の業務が増加することで本業の業務に支障をきたすといった指摘が入るなど。これらのリスクは、雇用関係に問題を生じさせる恐れもあるため、事前に社内規定を十分に確認しておく必要があります。

副業を成功させるための秘訣

メリット・デメリットについて把握したうえで、フリーランスとして副業を成功させるためにはどんなポイントを意識したらよいのでしょうか。

時間管理のテクニックを身につける

副業を成功させるためには、時間管理のテクニックを身につけておくことは欠かせません。まずは明日やること、今週中に終わらせたいことをリストアップ。大事なもの、締め切りが迫っているものを先に片付けるなど、優先度をつけて取り組むのが良いでしょう。また、1日のスケジュールを時間ごとに分けて、それぞれの時間で何をするか決めておくこともオススメです。時間管理のテクニックを駆使して、効率的に休憩もとりながら、仕事の質にこだわって取り組みましょう。

自分に合うプロジェクトを選定する

副業に取り組む際には、自分に合ったプロジェクトを選定することも大切です。自分の得意な技術やスキルに合わせた案件を選ぶことで、作業自体もスムーズに進められ、納品物のクオリティも担保することができます。また、プロジェクトの規模や期間を考慮することも重要です。大きすぎる規模や長すぎる期間は、本業やプライベートに支障をきたすこともあります。適切なプロジェクトを選定することで、ストレスなく、副業を続けることができるはずです。

継続的にスキルアップをする

IT業界の技術は絶えず進化をしています。そのため、エンジニアとして継続的にスキルアップをすることはとても大切です。本業の合間や週末を使って、新しいプログラミング言語への挑戦や、オンラインのセミナーやワークショップへの参加、最新のトレンドに関する情報収集などを行いましょう。毎日少しずつでもいいので、学び続けて、スキルをアップデートすることで、クライアントに求められるエンジニアとして活躍できます。

慣れてきたら直接契約の案件を増やそう

副業のエンジニアとして十分な数をこなしたら、契約の方法も見直してみましょう。クラウドソーシングサイトなどは、10〜20%の手数料がかかってしまうため、直接クライアントとの契約ができれば手数料ゼロで収入も増やすことができます。また、直接契約することでクライアントとのコミュニケーションも増えるため、信頼関係を深められれば受注業務以外の相談などもされるようになり、活躍の場を広げることができる可能性も高まります。

まずは副業からスタートし、フリーランスの基盤づくりへ

企業におけるエンジニアの需要は高まっているため、副業やフリーランスに興味のあるエンジニアは大きなチャンスです。副業の案件には高収入のものも多いため、スキルや実績があるエンジニアであれば、副業を足掛けにしてフリーランスとして独立することも視野に入れられるでしょう。本記事を参考に、副業を通じて本業だけでは得られない経験や気づきを得られるチャンスを手にしてください。

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