プログラマーの年収相場や案件獲得方法、スキルアップのポイントも徹底解説

会社員プログラマーの方で、次のステップとしてフリーランスを目指される方も多いのではないでしょうか。

フリーランスは、

・案件を選べる
・得意分野に特化できる
・自由に時間を選べる

などの働き方が可能です。

しかし、一定の収入を得られるかどうか不安な点も多く、成功するための秘訣も気になる点だと思います。そこで本記事では、フリーランスプログラマーの年収相場や仕事の獲得方法、スキルアップのポイントをご紹介します。

目次

フリーランスプログラマーの年収相場

フリーランスは固定の年収額が決まっているわけではなく、獲得する案件単価によって年収額は決まってきます。そこで今回は、案件単価に注目して年収額を算出してみました。

レバテックフリーランス(2023年10月16日現在)に掲載されているフリーランスプログラマーの求人案件数は12,969件。その平均単価は月67万円でした。12ヶ月分で換算すると年収804万円となります。ちなみに最高単価は155万円で、年収で換算すると1860万円となります。

案件の言語でも収入が大きく変わってきます。同じくレバテックフリーランス(2023年10月16日現在)に掲載されている案件で、スキルとして求められる言語を中心に月の平均単価を算出したものが以下になります。目安として参考にしてください。

Python  :76万円
Ruby   :80万円
PHP    :72万円
Java   :68万円
JavaScript:71万円
C言語  :82万円
Swift   :79万円

フリーランスプログラマーの年収額は、言語によって大きく変わります。どうしても需要の低いプログラミング言語の案件は、報酬が低い傾向にあります。いかに単価の高い案件を獲得していくかが、年収アップの秘訣だと言えるでしょう。

フリーランスプログラマーの仕事内容

フリーランスプログラマーの仕事内容は、所属するプロジェクトに応じて多少の変動はあるかもしれませんが、設計・プログラミングを始めとするシステム開発全般。会社勤務のプログラマーと基本的に同じです。リモートワークや企業常駐で、開発業務に携わります。

・案件で求められる言語のベスト5は…

レバテックフリーランス(2023年10月16日現在)に掲載されている案件で、求められる言語スキルのランキングを調べると以下になります。

1位:Java
2位:JavaScript
3位:PHP
4位:Python
5位:C#

WebサイトやWebアプリ、ゲームなどの開発によく使われるJavaJavaScriptPHPが上位にランクインしています。メジャーなプログラミング言語であり、Web開発には欠かせないと言えるでしょう。一方で、ここ最近特に注目される「Python(パイソン)」も上位に入っています。WebアプリやAI(人工知能)、データ処理・分析、ブロックチェーン技術の開発など、最新技術で使われる言語であり、案件単価も高めです。

フリーランスプログラマーが案件を獲得方法

フリーランスプログラマーにとって一番重要だと言っても過言ではないのが、案件獲得。クライアントに売り込んで、継続的なリピート発注を獲得することが大事です。案件を獲得する方法で代表的なものを紹介します。

SIerや開発企業に営業活動をして、仕事を獲得する

たとえば、求人募集をしている企業に直接連絡を入れたり、検索サイトでSIerや開発企業を探して問い合わせをしたりして、企業から仕事をもらう方法があります。

また、SNSで情報を発信したり、ホームページやポートフォリオサイトを運営する方法も効果的です。閲覧した企業から案件の連絡を受けることもあります。SNSやポートフォリオサイトがあれば、自ら営業をかける際にスキルや強みを理解してもらいやすくなるでしょう。

クラウドソーシングサービスに登録して、仕事に応募する

クラウドソーシングは、仕事を探しているフリーランスの人と仕事を依頼したい企業を仲介するサービスです。募集案件の中から単価や求められるスキルなどが自分に合うものを探して応募し、案件を獲得していきます。

人材エージェントサービスに登録して、紹介してもらう

フリーランスプログラマーを対象にした人材エージェントサービスも最近は増えています。エージェントで募集されている案件は、全体的に単価が高い傾向があります。単価の高い案件を求めている方におすすめです。

スキルアップのポイント

フリーランスプログラマーが年収アップを目指すには、スキルアップするしか方法はありません。そのためには、次のようなスキルを身につける必要があります。

需要の高い言語を習得する

先程もお伝えしましたが、フリーランスプログラマーの年収を決める案件単価は、求められる言語によって大きく変わります。需要の高い言語なら仕事も豊富にあり、年収も高い傾向にあります。逆に需要が少ない言語だと収入に結びつきません。

需要の高い言語や「Python」など希少価値の高い言語を身につけることが、年収アップへの近道です。

コミュニケーションスキルを磨く

プログラマーは、クライアントから求められたものを実装・開発しなければいけません。クライアントの意図と食い違いが起きてしまうと、今後の案件獲得に支障が出る恐れがあります。基本的に一人での作業が多いですが、案件によっては他のプログラマーやSEと連携して作業を進めることも少なくはありません。

仕事を円滑に進行するためにコミュニケーションスキルは必須です。

上流工程やマネジメントの経験を積む

さらなる年収アップを実現するためには、より上流の工程をこなせる実力が必要です。たとえば、SEが行うシステムの基本設計やマネジメントなどのスキルがあれば、プログラマーのみの仕事と比べて案件単価が高くなるため、年収アップを期待できます。

フリーランスプログラマーのトレンド

今、多くの企業がDX推進やAI技術などデジタル技術を活用した新たな価値を生み出すことに必死ですが、最先端技術に対応する人材が足りていません。先端技術を身につけたフリーランスプログラマーの需要は今後もっと高くなるでしょう。これから身につけるべき最新トレンドの一例を紹介します。

DX

デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)の略称。デジタル技術(AI、IoT、ビッグデータなど)を用いて、社会や組織、ビジネスの仕組みそのものを変革し、業務フローの改善や新たなビジネスモデルを創出しています。

AI(人工知能)

アーティフィシャルインテリジェンス(Artificial Intelligence)の略称。機械学習を含むAI技術によって、コンピューターが問題解決など、人間の代わりになる活動を行うことが可能になり、今後も継続的な伸びが予想されます。

IoT

インターネットオブシングス(Internet of Things)の略称。モノがインターネットに繋がる仕組みのことを言います。IoTで身近なモノと言えば、Apple Watch(ウェアラブルデバイス)や、遠隔操作が可能な家電、ロボット掃除機などがあります。

フリーランスプログラマーのキャリアパス

フリーランスプログラマーとして技術を極めていくのも良いですが、さらなる上位キャリアにステップアップするのもオススメです。活躍の機会は一気に増えるでしょう。

SEにキャリアアップする

プログラミングの技術を活かしながら、プログラムの設計や仕様書作成と上流工程を担当し、システム全体のプロデュースを行うエンジニアです。

システム開発におけるスキルはもちろん、チームのスタッフをまとめるマネジメントスキル、クライアントのヒアリングなどコミュニケーションスキルも求められます。

PL/PMを目指す

規模が大きいシステム開発になると、プロジェクトリーダー(PL)プロジェクトマネージャー(PM)などのポジションがあります。開発現場の責任を負う立場であり、クライアントとの交渉や人員、開発予算、スケジュールなどを決め、全体の管理を行います。

プログラミング実務には携わらないものの、プロジェクトの成功のための指揮や提案などを行う立場にあり、経営視点でのスキルが求められます。これらのスキルがあれば、フリーランスとして高収入案件を獲得しやすくなります。

最後に、フリーランスプログラマーになるための注意点

フリーランスプログラマーは即戦力が求められるため、求人案件には実務経験年数が記載されていることが多いです。そのためフリーランスプログラマーになるためには、プログラミングスクールや独学で学ぶのではなく、企業勤めの会社員プログラマーでとにかく実務経験を積むようにしましょう。

フリーランスとして案件を獲得する際にも、実務経験が大きなアドバンテージとなります。会社員プログラマーを経てから独立する方法は最もおすすめできます。

フリーランスとして成功するには、コミュニケーション能力を磨き、需要の高いプログラミング言語を習得する必要があります。上流工程の案件などにも積極的に挑戦し、常に市場価値を高めていくことが、フリーランスプログラマーとして長く活躍するためのコツです。

また、案件獲得にはフリーランスキャリアの利用をぜひ検討してみてください。これまでの経験やスキルに応じた案件を紹介させて頂きます。

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