40代フリーランスエンジニアとして成功するためのポイントや注意点を解説

一時期、IT業界では「35歳定年説」という言葉が囁かれていた影響もあり、

40代になってからフリーランスエンジニアを目指すのは難しいのでは…

と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、40代でフリーランスエンジニアとして成功するためのポイントやフリーランスエンジニアを始める際の注意点などを解説していきます。

目次

40代フリーランスの実態

40代でもフリーランスエンジニアで活躍する事は可能です。エンジニア求人の中には年齢制限を設けている場合もあるので、40代以降は参画できる案件が一気に減る傾向があります。

政府が実施した「フリーランス実態調査(令和2年5月)」では、フリーランスで活動している人の約7割近くが40代以上の層との統計になっています。

・29歳以下      : 11%
・30歳以上40歳未満 : 17%
・40歳以上50歳未満 : 22%
・50歳以上60歳未満 : 20%
・60歳以上     : 30%
(引用元:フリーランス実態調査結果(内閣官房日本経済再生総合事務局)

40代フリーランスエンジニアの仕事

世代層からみて40代以降の人口は多いものの、できる仕事は限られてくるのでは?と感じる方もいるかも知れません。

フリーランスエンジニアとしてWeb開発アプリ開発など、システム設計プロジェクトマネージャーなどの上流工程の案件も多いので、技術開発などの経験やスキルがあれば40代でもフリーランスエンジニアとして活躍するチャンスはあります。

40代フリーランスエンジニアの年収

フリーランスエンジニアの給与は自分のスキル次第になるので、年功序列や経験年数だけで自然と給与が上がっていくわけではありません。

また、フリーランスエンジニアの年収は職種スキル経験使用言語などで幅がある側面もあります。

40代のおすすめ案件

豊富な経験を武器にチームをまとめたり、人の指導をするようなマネジメント系や講師などの案件がおすすめです。

マネジメントや講師などはニーズが高く、上流工程に関わる案件ほど単価も高くなる傾向となるので若年層のフリーランスと比較した場合、優位性になります。

40代でフリーランスとして活躍し続けるためには

40代であっても仕事を獲得し収入を維持、安定させた生活を目指す上でのポイントや方法を紹介します。

継続的な学習とスキルアップ

年齢とともに新しい技術や考え方を取り入れる意欲が下がり、変化よりも安定を求める傾向になりがちです。しかし、IT技術の進歩は目まぐるしいため、日々知識をアップデートし、スキルアップをしていく必要があります。最新技術を身に着ける心構えを持ちつつ、新たな価値を提供していけるような人材が求められてくるでしょう。

継続的な案件獲得に向けた営業活動

フリーランスエンジニアにとって案件を継続して獲得するにはそれなりの営業活動も必要です。人脈があり、コミュニケーション力や営業力に自信がある方は自分で営業することもできると思います。しかし、営業やクライアントとの折衝が苦手な方も一定数いるはず。そんな方は、フリーランスエージェントなどを活用して案件を獲得することをおすすめします。案件獲得から報酬や労働条件の調整まで代行してくれるので、営業力に自信がない方も案していた案件獲得が期待できます。

自分にしかない付加価値を持つ

フリーランスエンジニアとして活躍するライバルがいるなかでアピールポイントを持つことは大事になってきます。過去の経験のみを全面に出すのではなく、日々スキルアップや新しい付加価値を持つことも大切です。また、仕事を円滑に進めていく上でクライアントとの良好な関係構築も必要になりますので、コミュニケーション能力の高さも付加価値として活かせるとよいでしょう。

クライアントとの長期的な信頼関係を築く

クライアントとの間に長期的な信頼関係を築けている人は安定的な仕事を維持できている傾向にあります。長期的な信頼関係を築くことは安定した収入にもつながり、また別の仕事依頼も受ける可能性がありますので既存のクライアントは大事にしましょう。

マネジメント経験を積む

マネジメント経験があると、20代や30代の若手エンジニアとの差別化ポイントになります。プログラミングスキルだけではなく、プロジェクトリーダーやマネージャーなどの経験があるとより高単価の案件を請け負える可能性が高まります。

40代でフリーランスを目指す際の課題や注意点

40代でフリーランスエンジニアとして始める際には以下について注意しましょう。

収入が安定しない

フリーランスエンジニアにとって収入が不安定になる点が一番の問題です。

長期参画案件を獲得できれば比較的安定した収入が見込めますが、契約終了のタイミングは必至ですので、継続的に案件獲得ができるように自分の付加価値を高める努力は必要になります。

周囲とのコミュニケーション

 40代になれば年下の若いメンバーとのやり取りする機会も増えてきます。会社員においては上下関係が前提となりますが、フリーランスの場合では基本的に若いメンバーと対等に接する必要があります。年下の相手に限った話ではありませんが、クライアントとのコミュニケーションも大切にしましょう。

体力や気力の低下

 年齢とともに体力は低下していきます。健康面や体力面で衰えを感じる機会が増えてくるでしょう。疲れが取りづらくなったり、勉強する意欲も徐々になくなってきつつある年齢です。高いパフォーマンスで仕事が長く続けられるように、適度な運動やバランスの取れた栄養管理など徹底するとともに休息の時間もきちんと設けるようにした方がよいでしょう。

実力を遥かに超える案件は引き受けない

得意ではない、レベルが高い案件にチャレンジしてスキルアップをさせることもひとつの考えではありますが、難しい案件を引き受けたことでクライアントからクレームが入り契約が切られる可能性はあります。自分の見合ったスキルの案件を引き受ける上でも自身のスキルがどの範囲まで対応可能なのかを把握しておきましょう。

まとめ

基本的にフリーランスエンジニアには年齢制限はありませんが、案件によっては年齢の制約が一部あるでしょう。会社員時代に培ってきた経験やスキル、あるいは人脈構築などをフルに活用すればフリーランスとしての活躍の場は広がるはずです。本記事で解説した内容を参考にして、フリーランスの働き方に興味がある方はぜひ前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

また、案件獲得にはフリーランスキャリアの利用をぜひ検討してみてください。これまでの経験やスキルに応じた案件を紹介させて頂きます。

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