SESエンジニアは1人で現場を任せられることも多いため、なかには孤独を感じる方もいるでしょう。そこで本記事では、SESエンジニアが共感できる「あるある」について紹介をします。
SES業界特有の状況や日々の業務において
ああ、私だけじゃないんだな
と思える瞬間があるはずなので、
他のエンジニアがどう過ごしているのか気になる方や、1人で孤独や悩みを抱えているエンジニアは、ぜひ参考にしてください。
プロジェクト・業務関連あるある
SESエンジニアには、日々の業務の中で誰もが共感できるあるあるネタがあります。プロジェクトのスケジュール管理、クライアントとのコミュニケーションなど、SESエンジニアならではの悩みから成り立つあるあるを、ここではご紹介していきます。
プロジェクトのスケジュールが予想以上に詰まっている
プロジェクトのスケジュールが予想以上に詰まっていることは、エンジニアの誰もが思い浮かぶあるあるでしょう。
納期までにやるべきことが山積みになってしまい、残業が当たり前となる場面も鮮やかに思い浮かぶ方もいるかもしれません。ちょっとしたミスでスケジュールが狂ってしまう、そんな危うさがある仕事です。
ハンバーガー型の人事でプレッシャー大
プロジェクトの初期や最終段階では、比較的経験豊富なエンジニアが投入され、中期では新人エンジニアを多く投入することをハンバーガー型の人事といいます。
仕事量が多くなる中期を新人エンジニアが経験することで育成を促すという意図があるようですが、新人エンジニアにはプレッシャーの大きさを感じさせることも少なくありません。
突然の人員変動は日常茶飯事
プロジェクト進行中に突然メンバーが変わることも、SESエンジニアのあるあるです。
プロジェクトチームの一員が急遽、他のプロジェクトに異動されたり、新たなメンバーが参加したりということは日常茶飯事。メンバーに依存せず、新たな環境に対応できる柔軟性が必要であることはどのプロジェクトにおいても共通でしょう。
すぐにクライアントが変わる
さまざまなクライアントとのコミュニケーションが必要なこともあげられます。
クライアントが常に変わる職種だからこそ、クライアントごとに求められるスキルや異なる進行方法に、臨機応変に対応しなければなりません。上手く対応ができると、エンジニア自身のアピールになり、その後の仕事にも影響を及ぼすため、上手く取り組む必要があります。
作業環境が過酷
SESエンジニアの勤務先は、自社のオフィスではなく、基本的にクライアント先での常駐業務となります。
そのため、クライアントによっては作業スペースが狭かったり、環境設定に手間取るなど、過酷な作業環境で仕事に取り組まなければいけない時もあります。
常駐先の社員のフリを求められることがある
客先常駐のSESエンジニアは、時々常駐先の名刺を持つよう指示されることがあります。
これは、チームとして顧客に一貫して対応するためと、初対面の名刺交換時にスムーズに信頼を築くためです。しかし、自社の名刺を持たないことで、自分がどこの所属なのか混乱や帰属意識の喪失を感じるエンジニアも少なくありません。自社との距離を感じるなかで、まるでコマのように動かされていると感じることもあります。
定期的に謎の帰社日がある
客先常駐のエンジニアの帰属意識を高める取り組みとして、帰社日が設けられている会社もあります。
これは月に1回自社に戻り、社員間で現場の情報を共有する行事です。帰社日を通じて自社の上司や同僚と交流することで、帰属意識を感じることができるエンジニアもいるでしょう。
勤務先が遠くて通勤時間が長い
SESエンジニアは、自ら勤務先を選べないため、遠方のオフィスに配属されることも少なくありません。
その結果、2時間以上の長い通勤を強いられるエンジニアも存在します。このような長時間の通勤は、エンジニアにとって大きなストレス源となるだけでなく、会社にとっても高い交通費が発生するため、双方にとっての課題となります。
スキルのミスマッチがある
SES企業の中には売り上げを優先し、エンジニアを強引に現場に配属するケースもあります。
こうした企業では、エンジニアのスキルと現場の要求が一致しないことが多いです。収益を上げることを優先に、スキルシートを誇張したり、未熟なスキルを「対応可能」と伝えさせるような状況が生まれることで、エンジニアはどんな条件でも現場に送られることになります。
人間関係あるある
SESエンジニアは人間関係が複雑で、ここに多くのストレスを感じるエンジニアもいることだと思います。では、SESエンジニアの人間関係関連のあるあるには、具体的にどんなものがあるか、みていきましょう。
スキルがなくてもコミュニケーション力さえあればOK
エンジニアはコードだけを書けばいいと思っている方もいるかもしれませんが、SESエンジニアの仕事はチームでの作業が主です。
そのため、コミュニケーションは必須のスキル。コードが完璧でも、それが相手にうまく伝わらなければ意味がなく、逆にコミュニケーション能力が高ければスキルが少し足りなくても仕事がスムーズに進行しやすくなります。
専門用語が飛び交いすぎてついていけない
SESエンジニア同士の会話は、ときに専門性が高すぎて他の人には理解不能なことがあります。
例えば最新のフレームワークや技術の話題、仕事の進行状況などを共有する時などに、専門用語や特有の言葉の表現が飛び交います。
クライアントが素人すぎる
SESエンジニアは、システムの開発だけではなく、クライアントの調整役としてコミュニケーションをとる役割もあります。
しかし、ほとんどはITの知識がないクライアントばかり。専門知識のない彼らのニーズや、時には無茶な要求を理解し、実現可能な形に落とし込むのは簡単なことではありません。
同僚のスキルレベルが高すぎる
SESエンジニアの中には最先端の技術を追求する天才型の人から、基本的な業務を確実にこなす職人型の人までさまざまなタイプの人がいます。
その結果、スキルのレベル差が生じやすく、レベル差によって人間関係のバランスが悪くなることがあります。
キャリアアップあるある
SESエンジニアにとって、キャリアアップは必要不可欠。そんなキャリアアップについても、SESエンジニアならではのあるあるが存在します。具体的にどんなあるあるがあるのか、みていきましょう。
絶えずスキルアップが求められる
SESエンジニアとして働くと、新しい技術の追求が常に求められることになります。
そのため、忙しい日々のなかで学習時間の確保が欠かせません。無理のない範囲で自身のスキルセットを増やし、評価・待遇アップにつなげるためには、絶えず最新の情報に耳を傾けるようにするのが良いでしょう。
多様なプロジェクトでの経験が価値になる
SESエンジニアの仕事は、多種多様なクライアント、プロジェクトに携わる機会が豊富です。
プロジェクトのタイプ、業界、規模もさまざまで、こうした経験がエンジニア自身の価値を高める一方で、ビジネス視点を持つキャリアアップにもつながります。
リーダーシップ能力が求められる
技術力だけでなく、プロジェクトを遂行する上でチームをまとめるリーダーシップ能力も求められます。
スキルやキャリアアップを目指すにあたって、技術者としての成長だけでなく、人間力も磨き、プロジェクトマネージャーへの昇格など、キャリアの幅を広げることが自身の収入アップにつながります。
スキルのバランスを保つのが難しい
専門性を磨き、スペシャリストとして深く技術について掘り下げる技術者も求められます。
一方で、広い分野でのスキル・経験をもつ技術者も求められるため、技術習得の際にはバランスを考えながらスキルを磨く事が重要になるでしょう。
安定的なキャリアパスを歩むのが難しい
一般的にSESエンジニアのキャリアパスは、さまざまなプロジェクト、テクノロジー、分野に触れ、幅広いスキルを身に着けていくことで実現につなげていきます。
あるあるを共有し合い、より良いキャリアパスを歩もう
多くの課題に直面しがちなSESエンジニアですが、同じ業界で働くエンジニア同士で互いの経験や課題について共感し合うことで、個人のメンタルや成長を支えるだけでなく、より強固なコミュニティを形成する鍵となります。1人で孤独や悩みを抱えているエンジニアは、ぜひ周囲に相談し、自身にとってより良いキャリアパスを歩んでいってください。
また、案件獲得にはフリーランスキャリアの利用をぜひ検討してみてください。これまでの経験やスキルに応じた案件を紹介させて頂きます。