フリーランスエンジニアとして成功するためには、技術に関する情報交換や案件獲得の機会が得られる「人脈づくり」が重要です。
しかし、フリーランスエンジニアとして歴が浅い方のなかには
どうやって人脈をつくったら良いのか
と悩みを抱える方もいるでしょう。
そこで本記事では、人脈づくりに有効的な「交流会」について、参加するメリットや探し方、必要な準備まであわせて紹介します。
フリーランスエンジニアが交流会に参加するメリット
まず、交流会に参加することで、エンジニアが得られる主なメリットにはなにがあるのかをみていきましょう。
交流会にはさまざまなエンジニアが参加しています。例えば、自分とは異なる業種のスキルをもつエンジニアや、大型案件に携わっているエンジニア、自分よりも高収入を得ているエンジニアなど。彼ら彼女らの話を聞くことは、自身のモチベーションアップにつながるでしょう。また、自身のフリーランスとしての悩みや不安を相談し、アドバイスを得ることもできます。
エンジニア同士の紹介で新たな案件を獲得できるケースも多々あります。自分の得意分野やスキルについてあらかじめ他のエンジニアに共有しておけば、他のエンジニアがキャパオーバーで案件を受けきれない場合に、
そういえばあのときの◯◯さん、▲▲が得意って言っていたよな
と思い出していただけることも。
逆に自分の手に負えない案件を相談された場合は、他のエンジニアに助けを求めることもできるので、日頃から人脈を広げておくことはフリーランスにとって大きな武器になります。
同じ業種のエンジニアと交流を深めることで、同業種内ならではの情報交換やスキルアップに向けた学びも得られます。また、同業種で活躍する先輩エンジニアの話を聞くことで、自身の目標設定や将来像に対して新たな視点を得ることもできるでしょう。
交流会では既存の知識やスキルを共有するだけではなく、最新の情報や知識を学ぶのにも絶好の場となります。1人で得る情報には限りや偏りがあるため、交流会を通じて注目されている技術やトレンドについて学ぶことは、その後のスキルアップや案件獲得において役立つはずです。
エンジニア向けの交流会を探す方法
上述したように、交流会に参加して他のエンジニアと交流を深めることは、エンジニア自身に多くのメリットをもたらします。
では、実際に
参加してみよう！
となった場合、どのように交流会を探せばいいのでしょうか。
MeetupやEventbriteなどのオンラインプラットフォームを活用することで、自身の専門分野や興味に合った交流会を見つけることができるはずです。「フリーランスエンジニア」「技術者交流会」などのキーワードで検索してみましょう。
LinkedIn、Facebook、TwitterなどのSNSを活用することで、リアルタイムに交流会の情報を得ることができます。エンジニアやフリーランス関連のグループを探したり、ハッシュタグを使って交流会を検索してみましょう。興味のある交流会を見つけたら、そのまま主催者や他の参加者とつながり、事前に情報交換をすることも可能です。
勉強をしたあとに講師や他の参加者と親交を深める時間が確保されている、交流会つきのセミナーや講習会を探すことも方法のひとつです。このタイプのイベントは企業が主催することが多いため、気になる企業のWebサイトやSNSを定期的に確認し、情報を逃さないようにしましょう。
より質の高い交流を求める場合は、有料のコミュニティやオンラインサロンに参加することもオススメです。なかには、業界の著名人が主催するオンラインサロンもあり、参加することで直接交流を図ることができます。また、有料での参加になることから、意欲の高いメンバーが参加している可能性が高く、良質な人脈をつくれる場としても適しています。
交流会に参加する前に準備しておくもの
交流会に参加する前に準備しておくべきものについても解説します。有意義な時間を過ごせるよう、万全の準備をしておきましょう。
交流会の一番最初に、自分を紹介する機会があります。そのため、短時間で自己紹介ができるように事前に考えておくのがベストです。
自己紹介の内容は、
・現在の仕事内容
・専門スキル
・興味を持っている領域
などを含めると良いでしょう。
さらに、フリーランスエンジニアとして今後目指す目標などについて触れると、共感してくれるエンジニアを見つけやすくなるかもしれません。
交流会に参加する際に名刺を持参することは欠かせません。なるべくたくさんの数を用意していきましょう。最近では代表的な実績を記載して、名刺を履歴書の代わりとして利用しているケースもあります。また、得意な業種なども記載しておくと、交流するきっかけや交流会後の案件獲得にもつながります。
交流会には、あなたのスキルや実績を示すポートフォリオを持参することもオススメです。交流会の参加者のなかには、仕事を依頼するために参加している場合もあるため、ポートフォリオを持参することで自身のアピールを行えます。その場でデータとして見せることが難しい場合は、ポートフォリオを閲覧できるWebサイトのURLやQRコードを記載した名刺を渡せると案件獲得までスムーズに進む可能性が高まります。
交流会でSNSのアカウントについて教え合うこともあるため、SNSにおける過去の自分の投稿を見直しておくことも重要です。ネガティブな内容や仕事に関する愚痴の投稿などは、思わぬ評価ダウンの原因にもなり得ます。自身にネガティブな印象を与えかねない投稿がないかを確認し、該当しそうな投稿は前もって削除しておきましょう。
あらかじめ交流会での目標を設定しておくと、より有意義な時間を過ごすことができます。
例えば
・参加者のなかで何人と知り合になる
・他業種のエンジニアからアドバイスをもらう
・トレンドの最新技術について情報収集をする
など、
自身が楽しく交流会に臨める目標を立てて臨んでください。
交流会の参加者や主催者について、経歴や実績などを事前にリサーチをしておくのも大切です。リサーチしておくことで、気になるエンジニアにより具体的な質問ができ、熱意があるエンジニアとして相手に良い印象を与えることができます。また、自分が求める情報を効率よく得られるようにもなるため、より有意義な時間を過ごすことができるでしょう。
交流会後も継続的なやりとりを
交流会終了後は知り合ったエンジニアに御礼の連絡を入れましょう。メールマナーや言葉遣いに十分注意をしながら、
勉強になった
話が楽しかった
など、
感想を伝えると好印象をもたれやすくなります。交流会に参加したあとにありがちなのが、名刺交換して終わり、SNSでつながって終わりというケース。せっかくの人脈を広げるチャンスを棒に振ってしまうので、交流会後も継続してつながった人たちと連絡を取り続けましょう。交流会に参加する人たちの中には複数のコミュニティに参加している人たちも多いので、定期的な交流を通じて数珠つなぎで人脈が増える可能性が広がります。
フリーランスにとって交流会は可能性を広げるチャンス
フリーランスのエンジニアにとって、交流会は新たな人脈作りや情報収集ができる重要な場所です。自分に合った交流会を見つけ、明確な目標を持って参加することで、必要な情報を手に入れたり、新たな案件獲得の機会を得ることもできます。また、業界内での人脈が広がることは、自身のモチベーションアップやスキルアップにも良い影響を与えてくれるはずです。フリーランスエンジニアとしての成功に向けて、積極的に交流会を活用しましょう！
また、案件獲得にはフリーランスキャリアの利用をぜひ検討してみてください。これまでの経験やスキルに応じた案件を紹介させて頂きます。
