あらゆるシステム開発プロジェクトで使用されるJava。PythonやC++などと並び、圧倒的なシェアと支持率を誇る人気言語です。その汎用性の高さからJavaエンジニアはさまざまなプロジェクトで需要が高く、
これから
Javaスキルを活かして独立しよう!
という方も多いことでしょう。
そこで本記事では、Javaエンジニアとして独立するためのステップガイドをご紹介します。
Javaエンジニアとは
Javaエンジニアとはプログラミング言語であるJavaを専門に扱うエンジニアです。Javaは汎用性が高く、環境に依存することなく動作します。Googleが開発している3大言語(Java、Python、C++)の1つとしても知られ、さまざまなシステム開発で実績がある言語です。需要の高い言語を扱うJavaエンジニアは、多くのシステム開発プロジェクトで必要とされている職種と言えるでしょう。
Javaエンジニアが業務委託として働くメリット
Javaエンジニアとして働く際には正社員や派遣社員、業務委託など、さまざまな選択肢があります。
その中で業務委託としてフリーランスを選ぶ場合、
取引先や案件を自分で選ぶことができるため、リモートワークOKの案件を選びやすくなります。
そうすることで時間と場所の制約から解放され、柔軟なワークスタイルを実現できるでしょう。
また会社員のように固定給ではなく完全出来高制で単価も自分で設定できるため、実力がある方は会社員以上の報酬を得ることができます。また案件や取引先の開拓も自分で行うため、興味があり伸ばしたいと思うスキルを習得するチャンスもあるでしょう。
Javaエンジニアが業務委託として働く注意点とリスク
一方、フリーランスに注意点やリスクがあることも事実です。
例えば、
会社員のように毎月の給与が保障されているわけではないので、案件を獲得できなければ収入が途絶えてしまいます。
仮に案件を獲得できたとしても1社の取引先に依存していると、そのクライアントとの契約が終了した瞬間に、収入が途絶えます。
そのため案件があったとしても常に新しい取引先を開拓し、複数のクライアントと取引をしてリスクヘッジすることをおすすめします。
またIT業界では目まぐるしく技術が進化していきますので、新しい技術や知識を常にキャッチアップし、勉強し続ける必要があります。常に自分自身もアップデートしていかないと、市場価値が下がり安定して案件を獲得することが難しくなってしまうでしょう。
またフリーランスという立場上、
・社会的な信頼が低い
・報酬の支払い遅延がある
・社会保障がなかい
・仕事を休んだら収入が途絶える
など、
さまざまなリスクがあります。こうした注意点も踏まえた上で、会社員がいいのか業務委託がいいのか適切に判断しましょう。
フリーランスのJavaエンジニアになるためのステップ
ではJavaエンジニアとして独立する道を選んだ場合、どのようなステップを踏めばいいのでしょうか。業務委託になるまでの道のりを紹介します。
スキルを身につける
業務委託の場合、基本的には案件や取引先を自分で開拓する必要があります。新規の契約を交わす際、取引先があなたを判断する材料は「スキル」です。当然、人柄やビジネスマナーの有無も重視されますが、
どんな開発言語を扱えるのか
どんな開発プロジェクトでどのような業務に携わっていたのか
などの実績を重視されます。
もしJavaでの開発実績がない場合は、まずはスキルを習得しましょう。
例えば、
・IT業界全体やJavaに関する知識を網羅的に学べる技術書を読む。
・オンラインコースやチュートリアルを利用する。
・プログラミングスクールに通う。
のもいいでしょう。
ポートフォリオをつくる
一定の知識とスキルを習得したら、ポートフォリオをつくりましょう。スキルの証明になり、新規取引先との面談でも熱意も伝わりやすくなるからです。また自分のポートフォリオサイトがあることで集客にもつながりやすくなります。
ポートフォリオを作る際のポイントはJava言語で開発すること。作品が完成したら公開用のWebサイトを立ち上げ、自分の作品や発信をアウトプットしましょう。最近は無料でポートフォリオを公開できるサービスやWebサイトもありますが、手を抜いている印象をもたれる恐れがあります。
できるだけレンタルサーバーを契約して自分で立ち上げることをおすすめします。ポートフォリオサイトはシンプルで見やすいデザインを意識し、なるべく時間をかけずにアクセスできることやユーザーが求めている情報にすぐアクセスできる構成を意識することが大切です。
人脈をつくる
フリーランスは自分で案件を獲得する必要があります。人脈に頼らず案件を獲得する方もいますが、新規の案件を獲得する上で人脈はあるにこしたことはありません。業界内の情報を収集しやすくなり、新しい案件を紹介してもらえる可能性も高まるからです。また複数の取引先と契約を交わす機会も増え、リスクヘッジにもなるでしょう。
人脈をつくるためには技術イベントやミートアップ、オンラインコミュニティに参加したり、SNSを活用して業界内のプロフェッショナルとつながる方法があります。特にLinkedinのようなプロフェッショナルが集まるネットワーキングサイトは有効なので活用をおすすめします。
案件を探す
人脈をつくってもすぐに案件獲得につながるわけではありません。
「いますぐ働きたい」という場合は、
自分で案件を探す必要があります。案件を探す場合、クラウドソーシングやエージェント型のフリーエンジニア向けの案件マッチングサイトがありますので、ぜひ活用してみてください。
「よくわからない」という方は
このメディアを運営するフリーランスキャリアにぜひご相談ください。
希望の条件で契約できるよう交渉する
経験やスキルが浅いうちは交渉の余地はないかもしれませんが、一定のキャリアを重ねてきたらできるだけ希望の条件で契約を交わせるよう交渉することも必要です。フリーランスという立場上、「安く買い叩こう」と悪意を持って近づいてくる人も少なくはありません。
「経験を積む」と割り切って安く請け負う場合はいいですが、あまりに安く引き受けていると疲弊してしまいます。自分のスキルを俯瞰し、相場よりも低い単価を提示された際は、思い切って交渉することも欠かせません。
また、口約束で契約を交わしてしまうと後々トラブルに発展する恐れもあるので、契約時には必ず業務委託契約書を作成しましょう。
業務委託契約書には
・業務内容
・報酬
・支払い期日
・支払いサイクル
・契約期間
・契約解除のルール
・知的財産権や成果物に対する権利
などを盛り込み、「言った言わない」のトラブルを回避するようにしましょう。
Java以外のスキルも習得し、高収入を目指そう
Javaは汎用性が高く、さまざまなシステム開発で使用されています。Java単体のスキルでフリーランスを目指すことも十分可能ですが、IT業界では目まぐるしく技術が進歩しています。より高単価の案件を獲得するためには、Javaだけではなく他の言語も習得し、活躍のばを広げていく努力が欠かせません。今後普及するであろう技術やトレンドをキャッチアップし、自身をアップデートし続けることで、長期的に活躍できるフリーエンジニアになれるでしょう。
また、案件獲得にはフリーランスキャリアの利用をぜひ検討してみてください。これまでの経験やスキルに応じた案件を紹介させて頂きます。