フリーランスエンジニアが稼ぐ方法とは?収入アップの実践ステップガイド

会社に属さず、業務委託で仕事を請け負うフリーランスエンジニア。会社員とは違い、自身の実力や受ける案件によって大幅な収入アップも見込めるのが魅力です。フリーランス白書2023によると、フリーランスエンジニアのうち約30%は年収800万円以上を稼いでいるのだそう。IT知識やスキルをお持ちであれば、努力次第でどなたも高収入を目指すことが可能だと言えるでしょう。しかし、そのためには具体的な戦略と行動が不可欠です。そこで本記事では、フリーランスエンジニアとして高収入を得るための実践的なステップガイドをご紹介します。

目次

ステップ1: 専門分野に特化する

高収入を得ているフリーランスエンジニアは、そのほとんどが何らかの分野に特化しているスペシャリストです。IT業界は日進月歩で発展しており、用いる技術やフレームワークもどんどん変化していきます。そのため、特定の領域において基礎からトレンドまであらゆる知識を有しているスペシャリストは重宝されやすく、また報酬も高まりやすい傾向にあります。

これから自分の専門分野を見つけていくという方は、フリーランス用の求人サイトやクラウドソーシングサイトを活用して情報収集するのがおすすめです。募集要項の「応募資格」や「求める人材」「必要となるスキル」といった欄を見ると、各企業がどんなスキル・経験を必要としているかが分かります。求人サイトやクラウドソーシングサイトには給与や報酬も記載されていますので、単価の相場も確認しやすいでしょう。定期的に求人サイトをチェックして、ニーズの高い領域や、あまりライバルがいないニッチな領域を見つけてみてください。

ステップ2: ポートフォリオを構築する

専門分野が決まったら、次に自身のスキルや実績をまとめたポートフォリオを作りましょう。

ポートフォリオがあると

どのスキルをどの程度使えるか

実際にどのような成果物があるか

などを具体的かつ的確に伝えられるため、

プロジェクトに応募する際に余計な手間がかからず選考がスムーズに進みます。またSNSやクラウドソーシングのプロフィールなどに公開しておくと、人材不足に悩んでいる企業から声がかかることもあるかもしれません。ポートフォリオは、自身をアピールするための便利な営業ツールとも言えるのです。

ポートフォリオを構築する際のポイントは主に3つ。

1つ目は、実績や保有スキルを具体的に書くこと。たとえば、扱えるプログラミング言語は経験年数まで記載したり、過去の実績は開発環境や期間、工夫したポイントなどまで紹介したり…など、スキルレベルが把握しやすいよう意識してみてください。

2つ目は、機密情報の扱いに気を付けること。ポートフォリオに成果物を載せる際は、企業と交わした守秘義務契約をよく読んでおきましょう。

3つ目は、ポートフォリオ自体のUI/UXも整えること。「発注者が特に気になるであろうスキルセットの情報は目立つ位置に記載しておく」など、発注者視点での見やすさ・操作しやすさを意識してみてください。

ステップ3: ネットワーキングと個人ブランディングを強化

「ネットワーキング」とは、さまざまな人と交流してビジネスチャンスを生み出すこと。自らの力で仕事を獲得する必要があるフリーランスエンジニアにとって、人脈づくりは本業と同じくらい重要な仕事と言えるでしょう。仕事用のSNSアカウントを作成したり、ビジネス交流会に参加したりしながらコミュニティの輪を広げていきましょう。

また、出会った人々から仕事を得るには、あなた自身の存在や価値を認知させる「個人ブランディング(自分自身をブランド化すること)」も大切。

この人は⚪️⚪️のプロジェクトに強そうだ

■■について相談してみたい

と顧客に想起してもらえるよう、付加価値をつけて他者との差別化を図りましょう。

個人ブランディングは、主に4つのステップを踏む必要があります。

STEP
自己分析

まず行うのは、自身の経験や実績を洗い出して強みや特徴を見出す。

STEP
ターゲット設定

エンジニアを必要としている膨大な顧客の中から、特に自分を必要としていそうな顧客層に狙いをつける。

STEP
ブランドイメージの設計・構築

その後、ターゲット層に対してどんな点をPRするか、どんな印象を持ってもらうべきかを考える。

STEP
情報発信

最後にSNSやWebを活用して行う。

この4ステップを丁寧に進めていくと、ブランド価値は自ずと上昇していきます。

ステップ4: 正しい料金設定を行う

どんなに個人ブランディングが上手くいったとしても、単価が高すぎると案件獲得がしづらくなりますし、安すぎると年収アップに繋がりません。自分自身のスキル・経験に応じた、正しい料金設定を行いましょう。

単価を決めるには、まずは料金相場の確認から。

フリーランスエンジニアの単価は、

・職種
・スキル
・実績・経験年数
・マネジメント経験の有無
・プロジェクトの工数

などに応じて変動します。

先ほど少し触れましたが、料金相場はクラウドソーシングサービスやフリーランスエージェントの案件紹介ページを見ると把握しやすいです。ぜひチェックしてみましょう。

また、クライアントの予算を確認することも大切です。相場に見合った単価を提示したとしても、予算をオーバーしていれば契約には至りません。もちろん、納得のいかない報酬額である場合は受注を見送ればOKです。ただ、今後そのクライアントとの長期取引が見込めそうだったり、スキルアップに繋がりそうなプロジェクトだったりした場合は、ご自身の判断で引き受けてみてもいいかもしれません。その際は「その収入・仕事量で健康に生活していけるか」という点を十分考慮してください。

ステップ5: クライアントと長期的な関係を構築する

一度取引したクライアントと長期取引を続けることも、高収入を得るための大切な要素です。強い信頼関係を築くために、以下の2つのポイントをおさえておくとよいでしょう。

1つ目は、こまめにコミュニケーションを取ること。クライアントからの連絡にはなるべく早くレスポンスし、相手を待たせないようにしましょう。また初めて取引するクライアントの場合は、進捗状況などをこまめに連絡しておくのもおすすめです。「きちんと納期通りに進めてくれるか」という不安の払拭になり、信頼も獲得しやすくなります。

2つ目は、納期を必ず守ること。クライアントは成果物が時間通りに納品されることを見越してその後のスケジュールを組んでいるため、納品が遅れてしまうと大きな影響が出てしまいます。このような遅延リスクが大きいエンジニアには、やはり発注したいとは思わないものです。また、納品前に通信障害が起こるなど予期せぬトラブルが発生することもありますので、できる限り前倒しで作業しておくのがおすすめです。

計画的に行動することで、年収1000万円超えを目指すことも可能

本記事では、フリーランスエンジニアが高収入を稼ぐための実践的なステップガイドをご紹介しました。会社員と違い、フリーランスエンジニアはどのような案件を獲得するかで報酬額が大きく変わるもの。任せられる案件によっては、年収1000万円超えを目指すことも可能です。そのためには、ただ単純に舞い込んできた案件をこなすのではなく、計画的に案件の数や単価を上げていくことが大切。今回ご紹介した4つのステップも、高単価の案件を安定して獲得するための基礎的な手順となっています。フリーランスエンジニアとして稼いでいきたいとお考えの方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

また、案件獲得にはフリーランスキャリアの利用をぜひ検討してみてください。これまでの経験やスキルに応じた案件を紹介させて頂きます。

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