常駐型フリーランスエンジニアのメリット・デメリットや成功のポイントも解説

フリーランスエンジニアの案件には「在宅型」「常駐型」などがありますが、フリーランスになりたての方はどちらを選べば良いのか迷う方も多いことでしょう。そこで本記事では常駐型フリーランスのメリット・デメリットについて詳しく解説ます。より自分に合った働き方を選びたいフリーランスの方は、ぜひ参考にしてください。

目次

常駐型フリーランスとは

常駐型フリーランスとは、

正社員のように契約先のオフィスに直接出勤し、決められた期間内で一定の勤務時間通りに勤務するスタイルのことを指します。

納品ごとに報酬が発生する請負契約とは異なり、労働量に対して報酬が支払われる準委任契約となります。

常駐型フリーランスのメリット

では、常住型フリーランスには具体的にどんなメリットがあるのか、みていきましょう。

メリット1:継続的に安定した収入を得られる

案件の獲得が不定期になりやすい在宅型フリーランスと異なり、常駐型フリーランスはある一定の期間で契約することが多く、契約更新もあるため、継続的な収入源を確保することができます。また、報酬についても契約締結時に定めた金額が、定められた期間ごとに支払われるため、収入の見通しが立てやすくなります。

メリット2:コミュニケーションが取りやすく、企業理解が深められる

企業に直接出社し、他のスタッフや関係者と同じ環境で業務を行うため、在宅型よりもコミュニケーションが取りやすいことも大きなメリットです。直接顔を合わせることで、質問や確認事項を即座に伝え、また相手の反応や態度を直接感じ取ることができるため、誤解やミスを防ぎやすいでしょう。また、オフィスの雰囲気や社内の流れを身近に感じながら仕事を進めることで、企業の文化や風土についてもより理解を深められます。

メリット3:人脈を広げられる

出社して業務に取り組むことで、企業の中のさまざまな部署や職種の人々と日常的に接触することになります。日常的なコミュニケーションを積み重ねることで、仕事の流れを理解するだけでなく、多岐にわたる人々との信頼関係を築く基盤をつくれるでしょう。

築いた信頼関係は将来的に新しい案件の紹介や情報共有の源となることも。

また、業界のトレンドやニュースもいち早くキャッチできるようになるはずです。

メリット4:スキルアップができる

チームとしてさまざまな人と一緒に働くことで、深い専門知識や業務のノウハウを学ぶ機会が増えます。また、組織内で多様なプロジェクトや課題に関わることで、幅広いスキルや経験を身につけることができるのです。具体的な業務のフィードバックやアドバイスも直接受け取れるため、自分の強みや課題を明確に把握し、それに基づいて成長することが可能です。

メリット5:仕事とプライベートの切り替えができる

出社が義務付けられているため、通常のフリーランスのように、仕事の量やペースがコロコロ変わることが少なく、毎日の生活を一定のリズムで進めることができます。

例えば

起床時間や就寝時間、食事の時間など

生活の基本的な部分が安定するため、良質な睡眠をとりやすくなったり、健康的な食生活を維持しやすくなります。

常駐型フリーランスのデメリット

つぎに、常駐型フリーランスのデメリットには何があるのかをみてみましょう。

デメリット1:常駐先の就業ルールに従う必要がある

◎始業・終業時間
◎休憩時間
◎喫煙のルール
◎勤務時の服装

など、

常駐型フリーランスは現場の就業ルールに従う必要があります。「在宅型」に比べると働き方の自由度は決して高いとは言えません。

ときには

フリーランスで自由な働き方を望んでいたのに会社員時代と変わらない

と感じることもあるでしょう。

デメリット2:通勤のストレスや交通費がかかるリスクが発生する

正社員や契約社員の場合、会社からの通勤手当や交通費が支給されるのが一般的。一方、常駐型フリーランスとして働く場合、クライアントとの契約内容によっては交通費の支給が含まれていないことがあります。そのため、毎日の通勤や業務での移動に伴う交通費が、フリーランス自身の負担となることが考えられます。特に都市部では交通費が高く、長期間の常駐を想定すると、日々の交通費はフリーランスにとって大きな負担となるでしょう。

デメリット3:正社員よりも成果を求められる

正社員の場合、プロジェクト開始前に研修期間や適応期間が設けられることもありますが、フリーランスの場合は即戦力として契約期間内で明確な成果を上げることが期待されます。成果が上がらないと契約更新の際に不利になることも考えられるため、大きなプレッシャーのもと、高いパフォーマンスを持続的に発揮することが必要です。

デメリット4:人間関係に気を遣う

本来、フリーランスは業務外の人付き合いを最小限に抑えることが可能です。しかし、常駐の場合は職場での良好な人間関係の維持のため、ランチや飲み会への参加、仕事中の会話など人付き合いをすることは避けられません。そのため、人間関係が苦手な人にとってはストレスになる可能性が高く、業務効率の低下を招くことも考えられます。

デメリット5:会社都合で契約が突然終了するケースがある

顧客の予算の都合やプロジェクトの変化によって、契約が予期せず終了するリスクもあります。次の案件が決まらなければ収入が途絶えてしまうため、安定した収入源を失うことはフリーランスエンジニアにとって大きな負担となるでしょう。突然の契約終了の場合、人間関係の問題や不明確な理由によることもあるため、プロジェクトに取り組むにあたって注意しておくことが重要です。

常駐型フリーランスとして成功するためのポイント

フリーランスとして独立した立場でありつつ、企業の中で業務に取り組む常駐型フリーランス。その特殊な状況下で成功するためにはどんなポイントがあるのでしょうか。

体調管理に気を付ける

フリーランスの場合、体調不良で仕事を休むと、その分収入が減少します。これは在宅型フリーランスも同様ですが、特に常駐型フリーランスは体調不良で出社できない日が続けば、契約の途中解除のリスクも高くなるでしょう。仕事そのものも失う可能性が出てくるため、体調をしっかり管理し、長く安定して働くための体づくりを行うことが大切です。

情報漏洩は厳禁

外部への情報流出は大きなトラブルを引き起こします。特に機密情報が関わる場合、賠償責任を問われることも。常駐型フリーランスは企業の大切な情報に触れることが多いため、特に注意が必要です。PCやUSBなど、情報を持ち出せるものの取扱いには最大限の注意を払いましょう。また、仕事での会話や日常のやり取りにも、知らないうちに機密情報が隠れていることがあります。それらの情報を漏らしてしまうと、あなたの信頼性や今後の仕事にも大きな影響が出る可能性があるので、情報管理には常に気をつけなければなりません。

良好な人間関係を築く

常駐先企業の社員と良好な関係を築くことも欠かせません。チームで開発するにあたり、スムーズなコミュニケーションと情報共有は必要不可欠です。また、良好な人間関係を築くことは、仕事の質や進行速度に直結し、職場の雰囲気を良くすることにもつながります。さらに、常駐先の社員と信頼関係を築くことで継続案件の可能性も高まるため、積極的に周囲とコミュニケーションをとりましょう。

継続的なスキルアップを欠かさない

一定期間、契約先の企業に常駐していることでより企業理解や専門的な知識、技術を身につけることができますが、フリーランスとしては新しい技術やトレンドのキャッチアップも欠かせません。技術は常に進化を続けているため、勉強の時間もしっかりと確保し、自己研鑽に励みましょう。

自分にあった働き方で、理想のフリーランスライフを

フリーランスを選んだ方の多くは在宅型で自由度の高い働き方を選びがちです。しかし、収入面や健康面の安定など常駐型フリーランスならではのメリットも多く、一概にどちらがいいとは言えません。「在宅型」「常駐型」か迷っている方は、本記事で紹介したメリット・デメリットを踏まえ、自分にあった働き方を選んでください。

また、案件獲得にはフリーランスキャリアの利用をぜひ検討してみてください。これまでの経験やスキルに応じた案件を紹介させて頂きます。

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