【2023年版】 フリーランス向けエージェント12社比較

近年、人々の価値観や生活スタイルが多様化したことにより、会社に属さずフリーランスとして働く社会人が増えてきています。その際、まず最初にぶつかるのが「案件獲得の壁」。これを読む方の中にも、自分一人ではなかなか案件が獲得できない…とお困りの方がいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方におすすめなのが、フリーランスエージェントの活用です。本記事では、フリーランスエージェント各社の比較や、エージェントを選ぶポイント、エージェント利用のメリット・デメリットなどをご紹介いたします。

目次

フリーランスエージェントとは

主にフリーランスエンジニアやフリーランスデザイナーに向けて、案件紹介を行うサービスのこと。企業とフリーランスの間に立ち、各フリーランスの希望やスキルをもとにした案件のマッチングのほか、面倒な契約取り交わしや、条件交渉、税務に関する処理なども代行してくれます。フリーランス白書2023によると、調査対象者であるフリーランスのうち25.8%がエージェントサービスを経由して案件を獲得しています。

各エージェントの特徴と強み

では早速、フリーランスエージェント12社の特徴や強みをご紹介していきます。

・レバテックフリーランス

登録者数No.1のエンジニア向けエージェント「レバテックフリーランス」。累計取引社数は5000社以上・求人保有数4万件と、業界トップクラスの案件数を誇ります。また利用者の平均年収は876万円と、高単価の案件が多いのも特徴です。初めてエージェントを利用される方や、幅広い選択肢の中から案件を選びたい方におすすめです。

・ITプロパートナーズ

週2〜3日の案件数が特に豊富な、エンジニア向けのエージェント「ITプロパートナーズ」。リモート案件や時間がフレキシブルな案件も多いため、働きやすさを求める方におすすめです。また、ベンチャーやスタートアップ企業の案件が多いことから「トレンド技術の経験を積みやすい」といった口コミも多く見受けられます。

・Midworks

Midworks」は、福利厚生のサポートが充実しているエンジニア向けエージェント。“保障が正社員並み”という評価のとおり、案件が途切れてしまった場合でも60%の報酬を保障してもらえたり、交通費や書籍・勉強会の費用を支給してくれたり、育児や介護に関するサポートが受けられたり…と、手厚い待遇で支持されています。

・DYMテック

営業力が強く、クライアント先の社長と直に単価や条件を交渉できる案件が豊富な「DYMテック」。要望に応じて企業へ改善提案も行ってくれるなど、契約が成立した後も手厚いフォローを受けられる点が特徴です。DYMテックでしか扱っていない独自案件も豊富なため、他エージェントにない案件をお探しの方におすすめです。

・テックビズフリーランス

日々の記帳や確定申告を、専属の税理士が実質無料で代行してくれる「テックビズフリーランス」。独立に向けた手続きなども相談できるため、フリーランスになってまだ日が浅い方や、事務作業の時間を短縮したい方などにおすすめです。また案件継続率が97%と非常に高く、収入を安定させやすいという利用メリットがあります。

・Pe-BANK

Pe-BANK」は、IT業界で30年以上の実績を誇る業界最大級のエージェント。取引先企業との契約内容をすべて公開してもらえるため、報酬額などが明確に把握できるという活用メリットがあります。「透明性が高い」「教育サポートが手厚い」といった口コミが多く寄せられており、5年以上継続して利用しているユーザーが多い点も特徴です。

・エンジニアファクトリー

エンジニアファクトリー」は、1人あたりの案件紹介数が8.5社と業界随一のエージェント。単に案件紹介を行うのではなく、コンサルタントがスキルアップやキャリアパスに関する相談に乗ってくれる、サポートが手厚い点が特徴です。正社員へのキャリアチェンジができる求人も多いため、将来的に正社員を目指したい方にもおすすめです。

・TECH STOCK

ユーザーの平均年収が935万円と高単価案件が多く集まる「TECH STOCK」。週5日業務可能な案件が90%以上であるため、しっかり働きたい人に向いているエージェントです。「実務経験や高いスキルが求められる高単価案件が中心」「ITコンサルタントなどの案件もあり、キャリアアップに繋がる」など、経験者からの口コミが多く寄せられています。

・フォスターフリーランス

25年の歴史と、2万人以上のエンジニアに案件を紹介してきた実績を持つ「フォスターフリーランス」。手厚いサポートで満足度90%以上を誇るほか、最高単価290万円と高単価案件が多い点も特徴です。ITエンジニア向け求人が中心ではありますが、デザイナーやマーケター、コンサルタントの求人もよく掲載されています。

・ランサーズエージェント

日本最大級のクラウドソーシングサービス「ランサーズ」の運営会社が手がける「ランサーズエージェント」。日本を代表するような大手企業をはじめとした40万社と取引実績があり、直請の高単価案件を紹介してもらいやすいという特徴があります。また90%以上がリモート案件であるため、在宅ワークを重視する方におすすめです。

・テクフリ

コーディネーターの対応満足度が100%の「テクフリ」。コーディネーター・エージェント・カスタマーサクセスと3人体制でサポートを行っており、情報提供の充実度やスピードと質を両立したマッチングなど、対応力に定評があります。また、マージン率が10%と低めの案件が多い点や、50言語・54職種の幅広い案件を保有している点も特徴です。

・ギークスジョブ

経験豊富な講師によるフリーランスのスタートアップセミナーや独立相談会など、多くの学習機会を提供する「ギークスジョブ」。未経験OKの案件も掲載されているため、若手エンジニアでも利用しやすいエージェントです。東証プライム上場企業だからこその安心感や、福利厚生サービスの手厚さでも選ばれています。

エージェント選びのポイント

続いて、エージェントを選ぶ際にどんなポイントをおさえておくべきか、詳しく解説いたします。

仲介手数料

フリーランスエージェントは、転職エージェントと違って契約成立時に仲介手数料(中間マージン)が発生します。その手数料の割合によって報酬額が変わってくるため、エージェントを選ぶ際は必ず確認するようにしましょう。目安として、手数料が10%以下におさまっていると安価と言えます。

サポート体制

フリーランスエージェントは案件を紹介してくれるだけでなく、

・応募書類の添削や条件交渉の代行
・キャリア相談
・税務業務の代行
・テクニカル面の教育
・就業後のフォロー

など

さまざまなサポートを行ってくれます。ただしエージェントによってサポート体制や充実度は大きく異なるため、HPや口コミをチェックすることをおすすめします。

対応している案件の業界・分野

いくら手数料が安かったり、サポートが充実していたりしても、自分のスキルや希望に見合った案件がなければ元も子もありません。HPにある過去実績や現在の求人情報を見て、活かしたいスキルの案件がどれくらいあるのか事前に確認しておきましょう。

フリーランスがエージェントを利用するメリット

フリーランスエージェントを利用する最大のメリットは、本業に集中しやすくなること。フリーランスになるとどうしても必要になる営業活動や条件交渉、確定申告などの付帯業務をアウトソースすることができ、業務効率化に繋がるでしょう。また福利厚生のサポートを充実させているエージェントに登録しておくと、案件がない期間の保障や、資格支援、さらにはスポーツジムや映画鑑賞といったさまざまな待遇を受けることができます。

エージェントを利用する際の注意点・デメリット

先ほどもお伝えしましたが、フリーランスエージェントで案件獲得した際には仲介手数料が報酬額から差し引かれます。結果的に10〜20%ほど案件単価が安くなってしまうため、注意が必要です。またフリーランスエージェントは経験者に向けて案件紹介を行っている場合が多いため、未経験者は案件獲得に難航してしまうかもしれません。

自分の希望や状況にマッチしたフリーランスエージェントを選ぼう

本記事では、フリーランスエージェント各社の比較や、エージェントを選ぶポイント、エージェント利用のメリット・デメリットなどをご紹介いたしました。フリーランスエージェントは、会社によって特徴や得意分野が全く異なるもの。そのため一社一社の特性をきちんと把握し、自分に合ったエージェントを選ぶことが大切です。これから売上向上や事業拡大を狙っていくという方は、本記事も参考にしながらエージェントを吟味してみてください。

また、フリーランスエンジニアの求人・案件に興味がある方や検索・募集をお探しの方はフリーランスキャリアへ是非ご登録下さい。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次