Javaを習得するメリット・デメリットとは?特長や効果的な勉強方法を紹介

Javaはプログラミング言語の中でも特に人気が高く、多くのプログラミング初心者が習得を目指している言語です。


IT業界未経験者にも広く知られているため、これからITエンジニアを目指す方の中には、

Javaから勉強をはじめよう

という方も多いでしょう。

そこで本記事ではJavaの主な特徴や習得するメリットとデメリット、効率的な学習方法について詳しく解説します。これからJavaを学びたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

目次

Javaの特長について

世界でもっとも広く利用されているプログラミング言語ですが、具体的にどんな特長があるのでしょうか。

コンピュータの環境に左右されない

Java仮想マシン(JVM)上で動作するため、プラットフォームに依存しない特性を持っています。この仕組みのおかげで、JavaはWindows、Mac OS、Androidなど異なるオペレーティングシステムでも同様に機能することができます。オラクル社のWevサイトからダウンロードして適切な実行環境を整えれば、使用するコンピュータのOSやタイプに関わらず、Javaプログラムを実行することが可能です。

オブジェクト指向

Javaはオブジェクト指向プログラミング言語の代表例のひとつです。オブジェクト指向とは、プログラムを「物体」として捉え、物体間の関係を通じてプログラムを構築するアプローチを指します。この手法によりコードの再使用や新機能の追加を容易に行うことができます。またチームでの開発において、作業分担がしやすいという利点もあります。オブジェクト指向言語には、Javaの他にもPythonやRubyなどがあり、Javaを学ぶことでこれらの言語への理解も深めることができます。

ガベージコレクション機能

ガベージコレクションとは「ゴミ収集」という意味を持ち、不要になったメモリ領域を自動で解放する役割を果たします。このプロセスにより、不要なメモリがシステム内に残ることがなくなり、その結果メモリの使用効率を大幅に向上させることができます。プログラマーにとってもメモリ管理の負担が軽減されるため、より効率的なプログラミングが可能になります。

豊富なライブラリ

ライブラリとはプログラミングにおいて再使用可能な機能やコンポーネントの集合体を指します。Javaではこれらのライブラリが充実しており、開発プロセスを大いに支援してくれます。ライブラリの活用によってゼロからコードを書く必要がなくなるだけでなく、多くのライブラリは無料で提供されているため、追加のコストをかけずに開発の効率を高めることができます。

処理速度の速さ

Javaはコンパイラ型のプログラミング言語で、高速な処理能力をもっています。このタイプの言語では、プログラムの実行前にコンパイルが必要なく、これによりRubyやPythonなどのインタプリタ型言語に比べて早く動作することができます。Javaは他のコンパイラ型言語と異なり、Java仮想マシン(JVM)上で動き、中間言語に変換されてから実行されるため処理速度も早いです。

IT初心者がJavaを習得するメリット

IT初心者がJavaについて学習し、知識を習得するメリットにはなにが挙げられるでしょうか。具体的に見ていきましょう。

メリット1:優れた移植性

Javaの「一度書けばどこでも動く」という特性は、初心者が最初に学ぶ言語として適しています。Javaで開発したアプリケーションは、Windowsだけでなく、MacやLinux環境でも問題なく動作します。これにより環境の制約によってプログラミング学習が阻害される心配がありません。

メリット2:オープンソースの支持

Javaはオープンソース言語であり、無償で利用することが可能です。さらに、世界中の開発者がJavaの開発やバージョンアップに関与しているため、その知識は常に新鮮で、技術的なサポートも充実しています。

メリット3:豊富なライブラリ

Javaには豊富なライブラリが用意されていて、これを活用すればプログラムの開発を効率的に進めることができます。これにより初心者でも短期間で実践的なプログラムを制作することが可能となります

メリット4:仕事の機会の拡大

Javaは企業のシステム開発で多く採用されており、Javaのスキルを持つと就職・転職時に有利となります。また、フリーランスとして働く場合でも、Javaを使った案件は数多く、高い報酬が期待できます。

Javaを習得するデメリット

一方でデメリットには何が挙げられるのでしょうか。

デメリット1:学習難易度

Javaは、他のプログラミング言語に比べると学習難易度が比較的高いことが挙げられます。特にオブジェクト指向が基本となるJavaを初めて学習する場合、プログラミング初心者には厳しい戦いになるかもしれません。

デメリット2:習得に時間がかかる

Javaの学習には時間がかかります。基本文法だけでも広範であり、さらにライブラリやフレームワークを習得しようとすると非常に多くの時間を必要とします。そのため、すぐに結果を出したい、という方にはおすすめできません。

デメリット3:書き方が冗長

Javaのコードは他の言語と比較して比較的冗長です。簡潔なコードを書きたいと考えている方には、PythonやRubyなどの他の言語の方が適しているかもしれません。

デメリット4:古い言語のため新しい機能が遅れる

Javaは歴史が長いため、新しい機能やトレンドが取り入れられるのが比較的遅いです。もっと新しい言語や新しい技術に興味がある、という方にとってはデメリットとなるでしょう。

Java学習のための最適なリソース5選

IT初心者向けに、Java学習のための最新のリソースには何があるのでしょうか。以下5つのリソースについて紹介します。

Codecademy

特に初心者にオススメなのが、CodecademyのJavaコースです。インタラクティブな環境で、基本的な構文からデータ構造、オブジェクト指向プログラミングまで、着実に学んでいくことができます。質の高い教材で、自己学習を進めやすい設計になっています。

Java(公式文書)

Javaの公式文書はリファレンスとしても便利です。JavaのAPIや最新の機能、詳細なテクニカル情報がまとめられているため、Javaについて学ぶ人はもちろん、実際の開発現場でも得た情報を役立てることができます。

MOOC(Massive Online Open Course)

たくさんの大学がJavaのプログラミングコースを提供しています。特に、ヘルシンキ大学の「Object Oriented Programming with Java」はIT業界内でもとても人気があります。実際のプロジェクトを作りながら学べるため、より実践に則したスキルを身につけることができます。

YouTube

YouTubeにはJavaのチュートリアルや講座を提供するための多彩なチャンネルが揃っています。中には、プロの技術者が自分の知識を共有するためのものもあり、未来のJava開発者が理解やスキルを深めるために良いリソースであるといえます。

Javaコミュニティ

Javaのコミュニティに参加することも学習リソースとしてとても有効的です。Stack Overflow、RedditのJava部門などから情報を得るだけでなく、経験豊かな開発者たちとコミュニケーションを取ったり、質問を投げかけたりすることで業界内でのつながりも築くことができます。

汎用性の高いJavaを学び、エンジニアとしての第一歩を切り拓く

Javaは多目的性と高い安全性により、さまざまなプラットフォームで重宝されているプログラミング言語です。用途が幅広いため将来的にも継続的な需要が見込まれ、求人市場においてもすでにJava関連の求人は常に多い状態が続いています。習得する難易度は高いですが、広く認知されている分学習リソースも豊富なため、これからエンジニアとしてのキャリアを検討している方は、まずはJavaから取り組むことをオススメします。

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