フリーランスエンジニアの仕事用メールアドレスと独自ドメインの基礎知識ガイド

フリーランスエンジニアが仕事を進めていく中で仕事用のメールアドレスを持つことは不可欠です。本記事では、プライベートのメールアドレスではなくなぜ仕事用のメールアドレスが必須になるのか、独自ドメインのメールアドレスはどのようにすれば取得できるのかを解説していきます。

目次

仕事用メールアドレスを独自ドメインで取得した方ほうがいい理由

昨今はChartworkやSlackといったチャットツールでやり取りするケースも増えていますが、仕事用のメールアドレスは必ず持っておいた方が良いでしょう。それも、フリーメールアドレスではなく、独自ドメインでアドレスを作成することをおすすめします。なぜならセキュリティを重視する企業の多くは、フリーメールを利用するフリーランスへの取引に慎重です。フリーメールはスパムメールの送信など、悪意のある活動に使われることが過去に多々見られたからです。

このような背景から、データの漏洩リスクが増大し、クライアント側にも不安が生じてしまいます。実際に、フリーメールからの受診を拒否する設定をしているクライアントも少なくありません。特にセキュリティ管理を厳格に行っている企業では、フリーメールの使用が取引の障害となることも。その結果、フリーランスが受注可能な案件を逃してしまうリスクも考えられます。

独自ドメインの基礎知識

独自ドメインとは「〇〇」+@+「〇〇」の@より前の部分は「ローカル」、@以降にある部分を自分の屋号や名前などに変えると独自ドメインとなります。利用条件が設定されているものがあり、基本的に選択可能となるので自分のビジネススタイルや目的にあったものが良いでしょう。ただし、自分の屋号や名前などのドメインが既に使用されている場合には同じドメインの取得はできませんので注意してください。

独自ドメインのメールアドレスは使用期限を更新する限り永久的に使用可能になるので、他者がなりすますことを回避できます。また、独自ドメインの有効期限が切れて契約更新を忘れていた場合、取得したドメインは使用ができなくなります。失効した独自ドメインを再度使用するには別途費用が発生するケースもありますので、自動更新契約にすることをおすすめします。独自のドメインでメールアドレスを取得するには料金が発生します。ところが、フリーアドレスの場合、料金を発生させずにメールを取得しているので資金繰りや経営面が悪化しているのではないかという印象を与えてしまうかもしれません。あるいは、メールアドレス取得のために料金をしっかり支払っているという印象はクライアントからも信頼を得られる要素にもなりますので、ぜひドメイン取得を検討してください。

仕事用メールアドレスの設定方法

独自ドメインでメールアドレスを設定する際は、覚えやすさを考慮してできるだけ短く設定することがポイント。また、メールアドレスにどんな仕事をしているのかが分かるように業種を入れておくことで業種の判別がしやすくなり、多くの方に覚えてもらえることで仕事の依頼にもつながるでしょう。

例えば、「freelance-engineer@~」としておけばフリーランスエンジニアであることは一目瞭然ですし、他にも「web-designer@~」など。

※提供しているサービス名@+独自ドメイン
※屋号@+独自ドメイン
※氏名@+独自ドメイン

またgmailの有料版でGoogle Workspaceはメール、カレンダー、スプレッドシート、チャットやドライブの機能をクラウド上で同期させながら使用可能となり、独自ドメインに移行させての使用も可能です。月額料金680円からと比較的安価であるのでフリーランスの方にはコストメリットのあるサービスではないでしょうか。

独自ドメインの取得と設定

ドメイン取得業者を介して希望の独自ドメインを取得します。「お名前.com」「さくらインターネット」「Xdomain」「ムームードメイン」などのドメイン取得業者のサイトから手続きが可能です。希望の空きドメインを調べることができ、支払い決済を済ませれば契約締結となるので特別に難しくはないはずです。ただし、独自ドメインのメールアドレスを使用する際にはドメインを登録するためにレンタルサーバーの契約も必要になります。価格についてはサービス内容によって異なりますので、費用については事前に調べておいた方がよいでしょう。

フリーランスエンジニアにおける仕事用メールアドレスと独自ドメインのメリット

独自ドメインを用いたメールアドレスを持つメリットとして、フリーアドレスはデータ流出の危険性もあるので、独自ドメインのメールアドレスは情報漏洩のリスクヘッジとなり信頼性を高めることにつながり、イメージアップにもつながるでしょう。ドメインは種類にもよりますが、トップレベルではなくある程度メジャーなものでは数約円程度で取得可能です。また、レンタルサーバーと抱き合わせの契約でもそれほどの高額にはならずにすみます。ただし、翌年の更新の際に金額が跳ね上がるケースもありますので導入費だけではなく更新の費用も調査した上でドメインを取得をすることをオススメします。仕事用のメールアドレスに使うドメインは導入費や維持費のコストと比較して長く使えるものを選ぶことが大切です。

まとめ

フリーランスに必要なメールアドレスの基礎知識、独自ドメインの必要性、取得方法について説明をしました。フリーランスとして独立する際にはプライベートと仕事用のメールアドレスを使い分けるためにも、また信頼性を向上させる意味でも独自のドメインを取得して仕事用としてのメールアドレスを用意するようにしましょう。

また、案件獲得にはフリーランスキャリアの利用をぜひ検討してみてください。これまでの経験やスキルに応じた案件を紹介させて頂きます。

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