ITエンジニアとして活躍する人のなかには、
あまった時間でお金を稼ぎたい
経験を活かして自分の力を試したい
そんな考えを持つ人もいるでしょう。
そこで本記事では、副業としてフリーランスエンジニアになるメリットや、オススメの分野について解説します。これから副業をはじめようか悩んでいるエンジニアは、ぜひ参考にしてください。
副業としてフリーランスで働くメリット
まずは、エンジニアが副業をする場合、どのようなメリットを得られるかをみていきましょう。
副業をすることで収入を増やせることはもちろん、経験やスキルが評価され高単価の案件に携われることも期待できます。フリーランスでは専門性の高さによって単価が設定されるケースが多いため、効率的に収入を増やすことができるでしょう。
多種多様な開発に携わることで自社では触れることのなかったサービスやシステムに触れ、新たなノウハウを学ぶ機会を得ることができます。また、報酬をもらいながら既存スキルの強化も狙えるため、自身の市場価値を高めつつ将来の転職や独立に向けた準備を進めることが可能です。
副業を通じて他企業の案件を請け負うことで、本業では出会うことのなかったクライアントやエンジニアとの新たな人脈をつくることができます。スキルが異なるエンジニアと関わることで、効率的なプログラミング方法についてアドバイスをもらえたり、トレンドに沿った新たな技術などを身につけることが可能になります。また、口コミを通じて仕事の紹介を受けられるケースもあるため、自身のビジネスチャンスも増やせるでしょう。
収入源を複数持つことは自身の経済的に安定した状況をつくりだすことができます。そのため、経済の悪化やパンデミック、突然のリストラ、特定の業界における需要低下など、雇用に対する潜在的なリスクに対する対策としても有効な手段です。また、本業以外の収入源を持っておくことは、定年後の生活維持にも役立つはずです。
社内で振り分けられた案件をこなす会社員エンジニアとは異なり、副業では自身の好きな案件を選ぶことができます。また、働く場所や時間も決められていないため、スキマ時間を有効活用しながら取り組むことが可能です。基本的に1人で作業を進めることが多いため、本業とはちがって余計な人間関係のトラブルなどにも巻き込まれる心配もありません。
副業をはじめるにあたって必要な能力・スキル
ITエンジニアが副業案件で稼ぐために必要なスキルを紹介します。自分に足りていないスキルがないか、参考にしてみてください。
本業の時間、副業の時間、プライベートの時間など自身でバランスをとりながら、進捗管理を徹底しなければなりません。自己管理が出来なかった場合、納期までに納品が間に合わなくなる可能性が高まります。納期違反を起こしてしまうと、クライアントからの信頼を失ってしまうため、継続的に案件を受注するためにも自己管理を徹底することは欠かせません。
保有しているスキルが専門的であればあるほど、より良い条件の案件を獲得でき、高い報酬を得ることが可能になります。例えば、特定のプログラミング言語に深い知識があったり、クラウドインフラの設計・構築スキル、AIやデータ分析に関する専門知識などをもっていると、他のエンジニアとの差別化にもなり案件獲得がしやすくなるでしょう。
副業で働くとなると、主にクライアントとの連絡はメールやチャットがほとんどです。直接顔を合わせないことによって伝達ミスが発生しやすくなるため、トラブルのない副業生活を送りたい場合はコミュニケーションスキルを高めることも重要となるでしょう。
自分の希望する案件を獲得するためには、エンジニア自身が営業力をもっていることも欠かせません。適切な単価と無理のないスケジュールで契約するためには、自分のスキルを売り込む自己PR力や、報酬や納期についてクライアントに交渉できる営業スキルを磨いておくことが大切です。
エンジニアの副業を探すための手段
いざ副業をはじめるとなると、どのように案件を探せばいいか迷ってしまうことも多いでしょう。そこで、エンジニアの副業の探し方についても解説していきます。
エンジニアとクライアントの仲介役としてコンサルタントが入るサービスで、多種多様な案件から希望するスキルや希望条件に合う案件を探すことが可能です。さらに、クライアントへの報酬や条件交渉のサポート、契約終了後の別案件の紹介などもエージェント側で行ってくれるため、効率よく収入を得られるようになります。大手企業への案件や高単価の案件も探しやすいため、自身の成長にもつなげられる手段です。
エージェントサービスとは異なり、仲介なしで直接クライアントと連絡をとりながら、発注から受注・納品を全てをWeb上で完結できるシステムのことです。単価が安い案件や単発の案件が多いため、エンジニアになって歴が浅い方や、スキルに自信のない方はクラウドソーシングからはじめてみるのも良いでしょう。
SNSは副業の案件獲得にも役立ちます。日ごろから自分の活動を発信することで閲覧者やフォロワーから依頼が来ることがあったり、副業の募集情報を見つけて直接応募することも可能です。SNSを活用して自己ブランディングをすることで、より良い案件に出会えるチャンスが広がります。
信頼関係のある知人や友人から案件の紹介をもらうことも有効的です。信頼関係があるからこそ、自分の要望をより伝えやすく、柔軟に対応してもらえる可能性が高くなります。ただし、知人や友人からの紹介だからこそ、納期遵守と品質維持は不可欠です。紹介者の信用問題にもなるため、責任感をもって取り組みましょう。
エンジニアの副業に最適な分野3選
エンジニアの副業として最適な分野について紹介します。自身のスキルや興味のある分野に合わせてチャレンジしてみましょう。
企業や個人事業主、団体など、多くの組織が自身のWebサイトを通じて情報発信やビジネスを行っているため、Web開発は非常に需要の高い分野です。新しくWebサイトを作りたいクライアントや、既存サイトの改善やリニューアルをしたいクライアントがこの先も増えていくことが見込まれるため、案件に困ることはない分野です。
スマートフォンの普及により、企業によるアプリ開発の需要は年々増加しています。そのため、新規サービスのプロトタイプ作成や、既存アプリの機能追加・改修といったさまざまなニーズがあります。アプリ開発のスキルを持つエンジニアは、副業であっても安定した案件数を確保することが可能です。
ビッグデータの活用とAIの普及によりますます需要が高まっている分野です。ビジネスの意思決定をデータに基づいて行いたい企業が増え、データ分析や予測モデル構築、AIの訓練など、データサイエンティストのスキルが求められています。また、データサイエンスは特定の業界に限らず幅広い分野で活躍する機会があります。そのため、データサイエンスのスキルを持つエンジニアは、副業としても安定した需要があることが見込めます。
スキマ時間を使って高収入やスキルアップを目指そう
スキルを活かして高収入を得られたり、新たなスキルを習得できることから、副業をするエンジニアの数は増えています。副業をすることで、本業では得られなかった新たな気付きや経験を得るチャンスも広がります。将来的に独立したり、フリーランスとして活躍する道も目指せるため、エンジニアとして成功を収めたい方は、積極的に副業にチャレンジするのが良いでしょう。
また、案件獲得にはフリーランスキャリアの利用をぜひ検討してみてください。これまでの経験やスキルに応じた案件を紹介させて頂きます。