時間と場所を選ばず働くことができることから昨今フリーランスを目指す方が増えています。フリーランスとして独立しやすい職種の多くはPC1台あればリモートワークでき、会社員と違い成果に応じて青天井で収入を増やすこともできます。ただ自分がどんな職種でフリーランスを目指すべきなのか、そもそもどんなフリーランス職種があるのかよくわからない方も多いことでしょう。
そこでこの記事ではフリーランスの主な職種と、未経験者がフリーランスに転向するためのスキル獲得方法、そして将来性の高い職種の選び方、フリーランスとして生き残っていくためのポイントについて解説します。
案件の多い主なフリーランス職種
まずフリーランスとして独立しやすい職種にはどんなものがあるのか見ていきましょう。フリーランスといってもさまざまな種類があるので、自分がどんな分野で活躍したいのか把握しておきましょう。
ライティング系の職種は、文章を書く力があれば未経験からでもスキルを獲得しやすい職種です。ホームページやプレスリリース、オウンドメディア、会社パンフレット、ランディングページなど、企業がライティングを必要とするシーンは多く、取材や文章力があれば媒体やチャネルを問わずに活躍できます。特にビジネス系ライティングや専門性の高いメディアでは、専門性と高い品質が求められることが多く、品質を担保できるライターは重要視されています。
イラストレーターやグラフィックデザイナー、３DCGクリエイター、フォトグラファー、UIデザイナー、動画クリエイター、ゲームクリエイターなど、さまざまな職種があります。基本的に案件は多くありますが、スキルの習熟度や自分独自の強みや個性によって、高単価の案件を得られるかどうかは変わってきます。
デジタル技術の発展により、Web開発系の案件は非常に多くあります。フロントエンドエンジニアやWebアプリケーションエンジニア、ゲームエンジニア、プログラマーなど、さまざまな職種があり、それぞれ必要なスキルも異なります。今後もテクノロジーが進歩していくことを考えると、Web開発のスキルを持つ人の需要は高まっていくでしょう。特に、ひとつの分野に特化するのではなく、複数の分野に対応できるスキルを持っていると、多くの場面で活躍することができます。
従来のインターネット広告から、SNSでの広告や運用によって集客・販促をする流れに変わってきた昨今では、SNSマーケターの案件は増えています。各SNSの運用方法や効果的なSNS広告の制作、インフルエンサーとのタイアップなどのスキルが必要になります。また、SNSのトレンドを常に把握し、マーケティングの知識を持っていることも重要です。SNSを起点としたファンマーケティングや、コンテンツマーケティングは今後も広がっていくことを考えると、将来性のある職種と考えてよいでしょう。
未経験からスキルを獲得する方法
では全くの未経験からフリーランスを目指すにはどのようにスキルを身につけていけばいいのでしょうか。具体的な方法を解説します。
オンライン学習プラットフォームの活用
いずれの職種にしろ、未経験者がいきなりフリーランスになることは現実的ではありません。まずはスキルを獲得することが重要です。その方法のひとつとしては、オンライン学習プラットフォームの活用があります。たとえば、下記のようなオンライン学習プラットフォームなどを活用することができるでしょう。
生放送されている視聴者参加型授業は全て無料で視聴することができます。プログラミングなどのスキルを学ぶことだけでなく、ビジネススキルや考え方など、さまざまなジャンルの授業を受けることができます。
目的や学習速度によってコースを選ぶことができるオンラインプログラミングスクールです。フリーランス・独立を目指す人におすすめの講座も実施しています。
プロとして通用するグラフィックデザインや3DCGデザインの技術を学ぶことができます。これらのオンライン学習と併せて、自分の目的に合った内容の書籍を読んだり、必要な資格があれば取得することで、確実なスキルの獲得が目指せるでしょう。
会社員として実務経験を積む
未経験者がスキルを獲得する確実な方法としては、企業に就職し、実務経験を積むことでしょう。しっかりした学習支援を用意している企業に就職すれば、未経験でも知識や必要な資格を身につけることができます。さらに、業務としてプロジェクトに参加することでリアルな実務経験を積み、自分なりの強みを見つけたり、人脈を築いたりすることが可能です。まずは会社員として盤石なスキルを身につければ、その後更に成長するためにフリーランスという働き方を選ぶことも視野に入ってくることでしょう。
将来性が高いフリーランス職種の選び方と生き残るポイント
これまで需要の高いフリーランスの職種や、スキルの獲得方法について紹介してきましたが、近年、案件数に対してフリーランスの人数は飽和傾向にあることも事実です。フリーランスとして生計を立てるには、将来性がある職種を選ぶことや、自身のスキルを常に更新していく必要があります。ここからは、長期的にフリーランスとして活躍するためのポイントについて見ていきましょう。
AIで代替可能かどうかを見極める
先程紹介した職種はいずれも将来性がありますが、AIの発達により、簡単なライティングやプログラミング、画像加工、マーケティングにおける分析などは少しずつAIでも代替できるようになっています。将来的には人でなくてもできる作業はAIが行い、AIには難しい仕事を人が行うといった業務の住み分けが、どの企業でも当たり前の時代になるでしょう。そのため、「この仕事がAIに代替可能かどうか」「人にしかできない仕事かどうか」を見極めながら、スキルを習得する必要があります。また、職種を横断してさまざまなスキルを身につけることで、対応できる案件の幅が拡がり、今後も安定してフリーランスとして活躍することができます。
フリーランスとして生き残っていくためのポイント
案件の多い職種のフリーランスとして仕事を始めたとしても、上記のようなトレンドの把握やスキルの更新を怠っていると、案件を獲得しづらくなってしまいます。目の前の案件をこなすだけでなく、同時に学習時間を確保しながらスキルを磨き、新たな実績を積んでいくことが重要です。
また、成果物の品質や作業のスピードを高めることもフリーランスにとっては重要です。どんなにスピードが早くても品質が悪ければリピートはありませんし、品質が良くてもスピードが遅ければ稼ぐことができないからです。
人脈づくりやセルフブランディングもフリーランスにとっては重要です。フリーランスは自分で案件を獲得する営業も行う必要があるので、セミナーや交流会、勉強会に積極的に参加したり、SNSでセルフブランディングを行うなどして、業界内であなたの存在感をアピールしていきましょう。特にSNSで実績を公開することで、あなたのスキルをわかりやすく広めることができます。
自己研鑽を怠らず、必要とされるフリーランスを目指そう
ここではフリーランスの中でも、案件の多い職種を紹介しました。ですが、どの職種も未経験から簡単に始められるものではなく、基礎的なスキルを身につけ、常にトレンドを把握しておくことや、スキルアップを怠らないことが重要だと理解しておきましょう。案件をこなして実績を積んでいく過程で、クライアントと信頼関係を築き、継続案件を獲得することもフリーランスとして生き残っていくためには重要です。
案件獲得にはフリーランスキャリアの利用をぜひ検討してみてください。これまでの経験やスキルに応じた案件を紹介させていただきます。
