株式会社ビズリンクが運営する一般社団法人であるITフリーランス協会。フリーランスとして活動する人なら誰でも加入することができ、加入者本人だけでなく登録者の家族もサポートを受けることができます。ただ、「フリーランス協会」と検索すると「ITフリーランス協会」と「フリーランス協会」の2つがヒットし、

怪しいのでは?
という記事も見受けられます。
しかし、該当する記事の多くは「フリーランス協会」に関するもので、混同されがちなのことも事実です。本記事ではITフリーランス協会の概要を紐解きながら、本当に怪しいのか実態を検証していきます。
ITフリーランス協会とは?
ITフリーランス協会とは、ITプロ人材のマッチングプラットフォーム『ビズリンク』を提供する株式会社ビズリンクが運営する一般社団法人。事務代行サービスやフリーランス案件紹介、確定申告サポート、紹介奨励金制度、保険加入サポートなど、さまざまなフリーランス向けのサービスを提供しています。
一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会が運営する非営利団体「フリーランス協会」と混同されがちですが、実は全く別の団体。それぞれ加入するとフリーランス向けのさまざまなサービスを受けられることは共通しています。しかし、ITフリーランス協会には「みん社保」という、フリーランス向けの社会保険加入サービスがあり、サービス内容は異なるようです。
ITフリーランス協会が怪しまれる背景
ITフリーランス協会はフリーランス向けのさまざまなサービスを提供する非営利団体ですが、「怪しい」と噂されることも。その背景には、以下のような要因が考えられます。
「ITフリーランス協会」で検索すると同協会が提供する「みん社保」のページがヒットしますが、協会の詳細な情報が書かれたHPは見当たりません。協会の実態がいまいちよくわからないため、「怪しい」と感じる方も一定数いるようです。
「みん社保」に関する詳細ページは存在しますが、HPがないためそのほかのサービスに関して会員費や手数料の詳細が不明瞭で理解しにくくなっています。「隠れた費用があるのではないか」という疑念を招いているのかもしれません
実際に利用した会員からの客観的な評価や口コミが少なく、サービスの実態が把握しづらいのも怪しまれる要因になっているようです。X(旧Twitter)で「ITフリーランス協会」と検索しても、2024年度の関連投稿はほとんど見当たりません。
他のフリーランス協会と混同されて、「怪しい」と感じている人もいるようです。「ITフリーランス協会」で検索すると一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会が運営するサイトが上位にヒットするため、他の協会の評判がそのままITフリーランス協会の評判につながっている恐れもあります。
ITフリーランス協会のサービス内容
では、実際にITフリーランス協会はどんなサービスを提供しているのでしょうか。同協会を運営するビズリンクのサイトに掲載されている記事を参考に、サービスの詳細を調べてみました。
| ITフリーランス協会では複数のサービスを提供しているため、必要なサービスを自分で選んで申し込むことができます。具体的なサービス内容は次のとおりです。 事務代行サービスフリーランス案件紹介確定申告サポート紹介奨励金制度保険加入サポートITフリーランス協会は、フリーランスが充実した生活を送ることを目的とした事業です。入会すると、案件探しから事務代行、社会保険加入など幅広いフォローが受けられます。 また、保険加入サポートでは、高額な保険料をおさえる仕組みを導入しているため、年収によっては大幅な節税が可能になるのも嬉しいポイントです。 |
(引用:Bizlinkフリーランス「フリーランス協会では健康保険に加入できる?ITフリーランス協会との違いも解説」)
ただ、上述した通り各サービスの詳細や料金形態の記載がないため、どのようなサポートをいくらで受けることができるのかまではわかりませんでした。また、同協会が運営する「みん社保」では保険料が基本ずっと月額約4万3000円で、社会保険に加入できることを謳っています。なぜ個人事業主が社会保険に加入できるのか?その仕組みは以下のようになっているようです。
| ・ITフリーランス協会の理事に就任する(毎月会費99000円を払う)・理事として厚生年金・社会保険に入る・理事の業務を行う(月に一度程度のアンケート回答)・理事の給与が毎月56000円支払われる(給与所得となる) |
(引用:意識の低い時に雑記「個人事業主でも社会保険に入れる”みん社保”に加入」)
ただこれは偽装雇用と疑われる可能性を拭い切れるものではないという意見も。対してITフリーランス協会側は法的に問題ないことを確認しているとのことです。
| 当法人の顧問社会保険労務士に相談の上、法的に問題ない旨の助言をいただいています。 ちなみに、当協会と類似のサービスを提供している法人で、低額の会費と報酬で社会保険に加入できるというものは違法の可能性があるため、お気を付けください。 理事(役員)が社会保険に加入するための最低報酬金額というものがありますので、最低報酬金額よりも低い報酬だと違法である可能性があり、年金事務所が調査した際に、遡って取り消し又は追加保険料などを求められる可能性があります。 |
(引用:意識の低い時に雑記「個人事業主でも社会保険に入れる”みん社保”に加入」)
協会に加入する際に、注意すべきポイント
最後にITフリーランス協会に限らず、こうした協会や仲介サービスを利用する際に注意すべきポイントを紹介します。


・協会や仲介サービスの実績、評判、登記情報を調査する。
・他のフリーランスの口コミや評価を参考にする。
・会費や手数料の詳細を事前に確認し、隠れた費用がないか精査する。
・提供されるサービスと費用のバランスを評価する。
・報酬額、支払い時期、方法を明確に契約書に記載する。
・追加作業や修正に対する報酬についても事前に取り決める。
・協会や仲介サービスの役割と責任範囲を明確に理解する。
・トラブル時の対応方針や保証内容を確認する。
・必ず書面での契約を交わし、口頭の約束だけに頼らない。
・契約内容を熟読し、不明点は必ず質問・確認する。
可能であれば、加入者に直接話を聞いてみよう
ITフリーランス協会について調査しましたが、実際に公開されているWebサイトや口コミが少ないため、十分な検証ができませんでした。もし同協会への加入を検討している場合は、実際に「みん社保」や母体組織である「ビズリンク」のHPから詳細について問い合わせてみると良いでしょう。もしあなたの周りにITフリーランス協会に加入したことがある方がいれば、その人から直接話を聞くことをおすすめします。Web上にはあらゆるサービスについて、いい意見もあれば、悪い意見もあります。インターネット上で収集できる情報だけでなく、ご自身で確認した情報をもとに、ご自身にとって最適な意思決定をしていただければと思います。
また、案件獲得にはフリーランスキャリアの利用をぜひ検討してみてください。これまでの経験やスキルに応じた案件を紹介させて頂きます。



